Vol.008 「ここまでがんばってきたのに、推薦で合格したら意味ないじゃないですか!」
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Vol.008 「ここまでがんばってきたのに、推薦で合格したら意味ないじゃないですか!」



2017年01月26日投稿
2024年08月20日更新



本日、1月26日は都立高校の推薦入試日です。
とても感動したことがあるので、いてもたってもいられなくなり、今日はブログを書いています。

プラスジム高校受験生。今年は「都立受験コース」を新設したこともあり、過去に例をみないほどの盛り上がりを見せています。色々な中学校の生徒達がいますが、全員が全員の名前を知っており、切磋琢磨しながらがんばっています。

成績の伸び方もすごいです。
5月時点で偏差値65以上の生徒は0人でしたが、いまや3人に1人が5科偏差値で65以上を獲ってきます。偏差値を10以上伸ばした生徒は4割以上。
同業者が見たら、絶対にウソだと思われるくらいの結果を出しています。

そんな生徒たちですが、あらためて受験予定を確認していると驚きの事実が!!
30人以上の都立受験生のうち、都立推薦入試を受験する生徒がなんと0人だったのです(※)。
(※都立推薦入試は誰でも受験することができます。調査書と集団討論、個人面接、作文、小論文などで選抜されます。倍率は高め。チャレンジ要素が強い試験です。ちなみに、同日に文化・スポーツ推薦というものもあって、こちらに関してはプラスジムからも1名受験しています。)
こんな学年は、私の塾長経験でも見たことがないです。

あらかじめ断っておきますが、私が「推薦入試を受験するな」と言ったことは一度もありません。
生徒達にとってはチャンスの一つには違いないですし、受験するかどうかは生徒が決めるべき問題だというのが私の考えです。
ちなみに、推薦入試を受験すると言っていなかった生徒までが「やっぱり受験してみる」と言いだすのが、よくある光景。だって、運よく合格したら、それで受験勉強終わりですから。一日も早く楽になりたい。特に、「逃げ」の姿勢に入ってしまった女子に多いですね。

帰り際、最もがんばっている生徒の一人のK君に、「なぜ受験しなかったの?」と聞いてみました。
それで返ってきたのが冒頭の言葉。

「ここまでがんばってきたのに、推薦で合格したら意味ないじゃないですか!」
涙が出ますよね。

2月24日、どんな結果が待っていても、キミたちの受験は人生の宝物になっているよ。
最後の一か月、先生達全員が全力でキミたちを支えていきます。

■2024/8/20追記
ここに書いてあるのは第1期生に関する記事です(2024年現在は9期生)。
「推薦入試を受験しない」は現在も文化として引き継がれており、プラスジムで推薦入試を受験する生徒はほとんどいません。
仮にそこで合格した場合においても、他の生徒が一般入試を終えるその日まで一緒に勉強し、塾でその年度の一般入試の問題を解きます。
勉強に集中しやすいこの時期にこそ思い切り頑張って「学力貯金」をしておく、という考え方が背景にあります。


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