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Vol.021 この瞬間のために仕事をしていると言っても過言ではない
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Vol.021 この瞬間のために仕事をしていると言っても過言ではない


2017年09月19日更新


先日、あることが理由で生徒を面談室に呼び出して叱りました。

講師には優しくて頼れるお兄さん、お姉さん的立ち回りを任せていることが多いですから、耳に痛いことを伝えるのは、私の仕事になることも多いです。
人を叱るのってあまり気持ちの良いものでもないですよね。
そもそも、自分はそこまで立派な人間なのかとか、色々考えてしまう人も多いようです。
この点、私の考えははっきりとしていて、「自分が出来ているかどうかは関係ない」と考えています。なぜなら、私に期待されているのは「塾長」という役割ですから、「塾長としてどういう言動が望ましいか」で仕事しなければなりません。
もちろん、生徒や講師に注意するようなことは自らが率先して実行するようにはしています。
「出来ているかどうかは関係ない」ですが、自分を棚に上げた無責任な発言も生徒には伝わらないですから。

さて、「望ましくない行動」に対してのフィードバックは「即座に」が基本です。
その事実を知りながら、見て見ぬふりをしていたのでは、「そのままのあなたで構わない」という暗黙のメッセージを送っていることになりかねません。
叱るのは精神力をかなり消耗するので、できることなら避けて通りたいのが本音。
疲れているときに、生徒が何かしでかすと絶望的な気持ちになります。
「この人は私のために言ってくれている」がきちんと伝われば、そうそうひどい結末にもならないのですが、たまに反抗的な態度を取らせてしまったり、塾を辞めるという事態に発展したりすることもあります。こういうときは心底落ち込みますね。
真摯に生徒と向き合ってきた教師であれば誰にでも経験はあると思いますが・・。
ですから、叱るときは心のどこかでそんな瞬間に怯えながらメッセージを伝えることになります。
次に生徒の笑顔を見るまで不安な気持ちが消えることはありません。

先に挙げた生徒はどう応えてくれたか・・
翌週、なんと一人で、自習をするために教室に一人で現れました。
私の記憶では、彼女が塾で自習をするのは初めてのことです。

この瞬間のために仕事をしていると言っても過言ではありません。
塾の仕事をしていて、本当に嬉しい瞬間です。