Vol.030 バカにされるほど高い目標を掲げましょう
2020年07月14日更新
「仕事」と「勉強」の違いは色々ありますが、最も異なる点はその対象でしょう。
仕事は、他人のためのもの。
勉強は、自分のためのもの。
そう、勉強は自分のためのものなのです。
では、どういう道を選ぶべきでしょうか。
それはできる限り困難な道です。
楽な道を若い人にすすめる大人がいますが、絶対にやってはならないことです。
それが仕事ならわかります。
仕事における失敗は他人の迷惑になりますから。
しかし、勉強の目的は「成長」です。
「成長」という目的に対しての失敗は、「成長しないこと」です。
それ以外にはありません。
多くの場合、本人以上に周囲の大人の方が実力を正確に測れているものです。
「そんな難しい高校絶対に無理!このくらいのレベルの高校にしておきなさい」
こうした言葉は大抵の場合、的を射ており、その通りであることが少なくありません。
事前にアドバイスを得ることで、本人は「必要以上の勉強」と「自信喪失」をすることなく、受験を終えることができるでしょう。
しかし、そのようにして終えた高校受験で、本人が永遠に失うものがあります。
それは「成長できたはずの機会」です。
人間はやったことに対する損失はすぐに気づきますが、やらなかったことによる損失にはまず気づきません。機会損失は自らの気づかないところで起きているものなのです。
そのため、周囲の大人も当の本人も特に問題を感じることなく、その先しばらくは平和な人生を過ごすことになるでしょうが、一番成長すべき時期に成長せず大人になってしまった代償は必ずどこかで支払わされます。
若いときなら、人生の軌道修正も可能ですが、30代になって気づいたのでは遅すぎるでしょう。
これが一番おそろしいことだと私は思います。
無謀な目標にチャレンジしようとするのは、生物の成長過程としては健全な行為です。
若さの特権とは「知らない」ことです。
これがあるから能力以上の目標にも果敢に挑戦することができます。
最初から失敗することがわかっていることに、人は全力で取り組みません。
能力以上の目標にチャレンジして初めて、「自分の限界」や「自分の可能性」に気づきます。
どちらも社会に出るまでには知っておきたいことです。
10代でやるべきこと、20代でやるべきこと、30代でやるべきこと、があります。
30代で自己成長のことしか頭にない人間がいたとしたら痛々しいですが、10代の最優先事項は自己成長です。
自らの可能性を広げて、人生の選択肢を増やすための大切な時期。
経験がないから、知らない。
知らないから、無謀なチャレンジができる。
ときには痛い目にあうけど、信じられないくらいの成長を遂げる一日もある。
それが若さの特権であり、いましかできないこと。
ぜひとも、バカにされるほど高い目標を掲げて、プラスジムにやってきてください。
大きな夢を持った生徒を本気で応援します。