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Vol.031 「やりすぎる」ことからはじめよう
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Vol.031 「やりすぎる」ことからはじめよう


2017年12月05日更新


生産性が高い、効率が良い、要領が良い・・
表現は様々ですが、ワンランク上の「やり方」はどのようにすれば身につくのでしょうか?
その前に、まず通らなければならない道があります。
それが大量行動です。

どんな物事でもそうですが、今の自分を変えようと思ったら、まずは変化を自覚できるくらいに「やる」ことです。本人が「少しがんばった」と感じるくらいのレベルというのは、必要な行動量にはまず達していない。
ですから、最初は「やりすぎ」と思うくらいまでやらないといけないのです。
来塾された保護者様が、よく驚かれることの一つに、講師の「挨拶」があります。お見送りの際などにも、全員が「ありがとうございました!」と大きな声で言うので、「恐縮してしまいますので、やめてください」とおっしゃられる保護者様も・・(笑)。
お気持ちもわかるのですが、良い人材を育てるために大切なことなので、止めるつもりはありません。

社会人に求められるのは「バランス感覚」です。
やりすぎも良くないし、やらないのも良くない。
「ちょうどいい」感じを、さまざまな場面で要求されることになる。
「相手の要求が矛盾していると思ったら、自分のバランス感覚を疑え」と教えることがあります。
仮に、相手の背中にシャワーでお湯をかけている仕事があったとします。
「熱い!」と言われたから思い切り蛇口を逆にひねったら、今度は「冷たい!」と言われた。
この状況で相手の言っていることはたしかに矛盾していますが、相手が求めているのは「ちょうどいい」感じなのです。
この「ちょうどいい」感じが経験のない人には難しく、言ってもわかりません。
そのため、最初からそれを目指すとまず失敗します。
「挨拶」の例で言えば、「ちょうどいい感じに挨拶してください」と仮に教えたとすると、すべての場合で「しない」という選択を取る人間が圧倒的多数となります。
必要な場面なのか、不要な場面なのかを判断できるのは、それをした経験のある人間だけです。
そのためまずは、すべての場面で実行する習慣をつけてから「引き算」で調整をかけていく。
これが適切なアプローチとなります。

勉強に関しても全く同じです。
「ちょうどいい」勉強量というものがあります。
超難関大学や超難関資格の合否は最終的に「勉強時間の配分をきちんと行えていたかどうか」で決まります。 限られた時間の中で合格基準に達するには、学習の優先順位を決め、適切な対象に適切な勉強量を配分できているかどうかがすべてと言っても過言ではありません。
それぞれの科目や単元の学習に、「ちょうどいい」量の勉強をしている人から合格していきます。

ワンランク上の「勉強の仕方」を身につけるためには、まずは「大量勉強」です。
「大量勉強」して、「ちょうどいい」勉強量と手順を身体に染み込ませていく。
やればやるほどに無駄が減り、「勉強の仕方」は洗練されていきます。 (関連記事:『圧倒的に伸びる「勉強の仕方」は見た目も美しい』
それ以外の道はありません。
「勉強の仕方を教えます」と言っている塾があったら、まず疑ってください。
適当なことを言っている可能性が高いです。
「勉強の仕方」は教えられるようなものではなく、時間をかけて体得していくものだからです。
それは経験豊富な教師であれば誰でも知っていること(言わないだけで)。

「大量勉強」するためには、「がんばれる理由」も必要です。
それが受験だと私は考えています。
早ければ中学受験、遅くても高校受験までには「大量勉強」を一度は経験して、ワンランク上の「勉強の仕方」を習得するようにしてください。