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Vol.064 行動が結果につながらないときの考え方

Vol.064 行動が結果につながらないときの考え方


2018年07月31日更新



成績は以下のようにして伸びます。

1:成績を伸ばしたいという「意識」があり、
2:それによって「行動」が変わり、
3:試験の点数や入試の合否という「結果」になって現れる

成績を伸ばすためのアプローチには、いくつかの方法があります。
短期的に、「やる気」に火をつけるための手段として、先に「結果」が出るようにお膳立てを行ったりすることはありますが、あくまでも対症療法です。
「原因」が変わらなければ、「結果」が変わることはありません。
成績が伸びる「原因」は、本人が起点となってこそ本物です。
1の「原因」が発生してから、3の「結果」が出るまでには「時間」がかかります。
この「時間」には個人差があります。
適切な指導を行えば、1の「意識」から2の「行動」の変化まではドミノ倒しで行えるのですが、それが「結果」の変化となって現れるまでの時間にはどうしても個人差が生まれてしまう。
これが教育の最も難しい点の一つです。
まったく同じ「行動」なのに生徒によって、まったく違った「結果」を生むのです。
「意識」もあって、「原因」となる「行動」をしっかり出来たにも関わらず、期待した地点で望ましい成果が得られていない場合、以下の3つの見極めが求められます。

A:単純に時間の問題なのか?→もう少しこのまま待ってみるべきか
B:「行動」量の問題なのか? →今の「行動(やり方)」量を増やすべきか
C:「行動」が合っていないのか?→今の「行動(やり方)」を変更すべきか

「原因」が「結果」となってあらわれるまでの時間に個人差がないのであれば、Cを選択すれば問題は解決します。望ましい「結果」が出ていないのは、単純に「行動(やり方)」が悪いからであり、それを変えればいいと。
しかし、どちらかと言うと、勉強で「結果」が出ていない理由はAかBであることが多いです。
自主学習にありがちですが、Cと勘違いして「方針転換」ばかりを繰り返し、何の成果も出ず、勉強そのものが嫌いになってしまったというお話は後を絶ちません。

成績が伸びない場合、親や教師が最初にとるべき基本的な方針は「一緒に待つ」ことです。
「結果」が出ないため、生徒の気持ちはどんどん勉強から離れていきます。
それを根気強くフォローし、生徒の成長を信じ続け、前向きな言葉で励まし続けてあげる。
「隣の芝生は青い」とばかりにあっちにいったりこっちに行ったりを繰り返すのが一番良くない。
その一方で、「行動(やり方)」に固執しすぎないことも大切です。
撤退ラインも事前に明確にして、「〇〇時点の模試で結果が出なかったら、方針変更」のように、上手くいかなかった場合のプランも想定しておかねばなりません。
このあたりの判断には「経験則」が必要なので、どこまで待つかは学校や塾の先生に相談されるのが一番良いかと思います。

そもそも、その「行動」の前に「意識」そのものがない!
といったご相談も多いのですが、それはまたいずれブログで取り上げてみたいと思います。