Vol.069 がんばるふりをしながらサボる方法
2020年07月14日更新
今日はがんばるふりをしながらサボる方法について書きます。
当然のことながら、サボって損をするのは他ならない自分自身です。
本人は「サボり」が生まれる構造を知ることで、自らそうならないような心がけを。
成長支援に関わる人は、その構造を頭に入れ、そうならないように対策してあげてください。
周囲には色々やっているように見せて、実際はほとんど何もやらずにサボる。
結論から言うと、この方法を実行するには同時に2つ以上のことをやればよいのです。
塾に通っている生徒の場合で考えてみます。
仮にこの生徒がAとBという2つの塾に通いながら、部活もやっているとしましょう。
この生徒はそれぞれの場所で、以下のように言い訳すれば良いわけです。
【A塾にて】
「B塾の宿題が多すぎて、何も手をつけることができませんでした。」
【B塾にて】
「部活動が忙しすぎて、ほとんど何もできていません。」
【部活にて】
「今日はA塾があるので帰ります。」
それぞれのせいにしつつ、がんばっているふりをすれば良いのです。
自己管理が苦手な生徒の場合、一番避けなければならないのは、全体について把握をしているのが本人のみという状況です。
色々なことをやって、それぞれ努力することができるのは、好きなことをやっている人か意志の強い人だけです。それができるのであれば最初から塾なんていらないという人も多いでしょう。
もちろん、本人の言っていることを盲目的に信じて指導するわけではないですから、こんなに簡単にだまされはしませんが、色々やっている生徒は言い訳がしやすいのは事実です。
中長期ではまずだまされませんが、短期的には生徒の言っていることを信じて、宿題の量を減らしてしまったり、といったことは起こりえます。
保護者様の立場で考えても、やることが増えれば管理把握がそれだけ難しくなります。
そもそも、中学生以上のお子様の学習管理を保護者様が行うということ自体、無理があります。
反抗期の子どもの勉強をみるには家族では距離感が近すぎるのです。
色々やらせているけど、どれも真剣に取り組めていないような気がする・・。
こうした場合、まずはやっていることを「絞る」ことを検討されてみてください。