Vol.085 2019謹賀新年

Vol.085 2019謹賀新年



2019年01月04日投稿
2020年07月14日更新



新年あけましておめでとうございます。
個別指導プラスジム塾長の原です。

来月で開校から6年となります。
こうして新年を迎えられることができるのも、この塾を支えてくださる皆様のおかげです。
プラスジムブログを開設して2年が経過しましたが、毎月数万人もの方にご訪問いただくブログとなりました。この規模の学習塾のブログ読者数としては桁違いの数字になっています。
身の引き締まる思いです。
心より御礼申し上げます。
2019年も個別指導プラスジムをどうぞよろしくお願いいたします。
みなさんのお役に立てる情報配信を心がけますので、プラスジムブログも引き続きよろしくお願いいたします。

ここで2019年の大きな動きについて告知をさせていただきます。
プラスジム第二教室の正面の道をはさんで向かい側に、新しいビルができたのですが、このビルの3階に高校生専門の新校舎の開校準備を進めています。
開校は2019年3月頃を予定しています。

一般的な個別指導塾は小学生から高校生までが同じ教室の中で勉強をしています。
同じ机やブースに小学生と高校生が並んで同じ講師から授業を受けている、という絵は個別指導塾においては特に珍しい光景ではありません。
しかし、私は小学生と高校生を同じように勉強させる塾運営には長年疑問を抱いていました。
大切なことが違いすぎるからです。
高校生の成績を伸ばすためには「教える科目の本質的理解」が必要ですが、小学生の場合は「解ければオーケー」であることも少なくありません(中学受験生は除く)。
そのかわり、正しい勉強姿勢で座らせる、ノートの字を丁寧に書かせる、学習習慣をつける、といった勉強まわりの指導力が不可欠です。
集中力の持続時間も全然違います。例えば、1コマの授業時間を決めるにしてもそれぞれがいると「あちら立てばこちら立たず」の状況が発生してしまいます。
一般的な小学生対象の個別指導塾であれば、授業時間は60分以内に留めるべきでしょう。

毎年毎年、中学1年生がゼロの状態から年度を始めるのは塾としてはとても大変なことです。
学習塾関係者は「小学生の間から生徒を囲い込む」と言ったりしますが、「囲い込み」のために生徒を集めるという発想はいかがなものかと私は思います。
それを目的とした生徒集めは絶対にしたくないと思いました。
同時に、小学生と高校生の両方のニーズにきちんと応えることのできる学習指導の仕組みをつくる、というのも現実的にはかなり厳しいと判断しました。
「小学生の弟の面倒もみてほしい」といったご依頼もこれまでに相当数いただいているのですが、大変恐縮ながら、そのような理由により小学生の入塾はお断りさせていただいています。

では、中学生と高校生が同じ学習塾で勉強をしていることに関してはどうか?
学習指導に関しては問題ないと考えています。
それぞれに異なるアプローチが必要ですが、専門の責任者が上手く部門統轄を行ってくれているおかげで、中学生には中学生向けの、高校生には高校生向けの学習指導ができています。
その一方で、学習環境としてみると、中学生と高校生を分けることで、(特に高校生にとって)さらに良い場所にすることが出来るのではないかと考えるようになりました。
高校生が勉強に集中している姿は非常に美しいものですし、そうした高校生の近くで勉強をすることは中学生にとっては良い刺激になるものです。
しかし、高校生の視点で考えたときに、中学生が近くで勉強をしていることのメリットはあまりないように思います。
中学生がいてもあまり気にならない高校生が集まってくれてはいますが、「高校生専門」とすることで、勉強しやすいと感じてくれる高校生がさらに増えるのではないかと期待しています。

まわりも成長しますから、現状維持は学習塾にとっては衰退と同じことです。
日本一の教室を目指して2019年もがんばります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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