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Vol.156 本番に弱くてもいい

Vol.156 本番に弱くてもいい



2020年06月02日投稿
2020年06月02日更新



本番に弱いことは悪いことではありません。
これはあまりない意見のようです。
少なくとも、塾の先生がこれを言うのは全国初かも(笑)
Googleで「本番に弱くてもいい」で検索してみたところ、弱さを肯定する記事は皆無でした。
皆さん、本番には強くないといけないと思い込んでいませんか?

「ここ一番の勝負強さ」のことを、一般的に「本番に強い」と表現するようです。
社会人に聞いてみたいのですが、仕事における「ここ一番の勝負」とはどういう状況でしょうか?
勝負の世界で生きるプロスポーツ選手や棋士、落語家やお笑い芸人、音楽家・・
こうした方に「ここ一番の勝負」があるのはわかります。
しかし、一般的な仕事に「ここ一番の勝負」はありませんし、あったとしても「ここ一番の勝負強さ」をチーム全員に求めることはないです。
なぜかと言うと勝ったり負けたりと結果が不安定なのであれば、それはお金をいただくお仕事として通常は成立しないからです。
勝敗や芸事をエンターテインメントとして提供されている世界がむしろ特別なのです。
考えてみると、学校もずいぶんと変わった環境です。
入学試験、定期試験、部活の試合、合唱コンクール・・
「ここ一番の勝負強さ」を求められる場面が結構あります。
そこで結果を出せないと、まわりに「本番に弱い」と言われてしまう、自分で思ってしまう。
でも、何度も言いますが、それはそんなに悪いことなのでしょうか?
大人になるまでに必ず克服しなければならないことなのでしょうか?
そんなことはないでしょう。
仕事をきちんと選べば本番に弱いまま大人になっても、特に大きな問題はないのです。
仕事において「ここ一番のがんばり」はとても重要ですが、「ここ一番の勝負強さ」は誰にでも必要なわけではないと私は考えます。
緊張しすぎると力を発揮できなくなるなら、緊張する場面の少ない仕事を選べばいい。
それだけのことです。

大切なことは、大人になるまでに自分について良く知っておくことです。
プレッシャーがかかる特別な状況下で、いつもよりも力が出るのか出ないのか。
そういうことを知るためにも「受験」のような競争は有意義です。
力を発揮できなかったのなら、
高校生なのであれば、大学入試では日常の評価が合否に直結する公募推薦入試を選ぶ。
大学生なのであれば、就職はリファラル(縁故)採用を前提に考える。
など、自分の「強み」を活かしやすい道も必ずあります。
ここ一番に弱いから人生がダメになるわけではないということは知っておいてください。


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