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Vol.193 涙

Vol.193 涙



2021年02月16日投稿
2021年02月16日更新



今週末の2月21日(日)に都立高校受験の一般入試があり、来週末の2月25日(木)から国公立大学の二次試験が開始します。
プラスジムのほぼ全員が来週末までに本命校の受験を終えることになります。

その年度だけの教室の空気感というものがあります。
それを決定するのは受験生。
教室滞在時間が圧倒的に長いため、必然的にそうなるのです。
週1程度の通塾では生徒は本性を隠しているのですが(笑)、毎日教室に来るようになるとそういうわけにもいきません。
笑ったり泣いたり怒ったり、これまで知らなかった様々な表情を私たちに見せてくれます。
そうした表情が積み重なって、その年度の空気感は形作られていきます。
同じ講師陣と同じ受験生の組み合わせは二度と実現しませんから、教室の空気感は年度固有のものであり、そのときその場にいた人にしか体験することはできません。
学習塾で働いている方であれば、この意味をよくご理解いただけるのではないでしょうか。
もちろん、毎年変わることのないその学習塾らしい空気感というものはあります。
しかし、これはそこで働く人にとっては日常風景であり、あまり意識されることのないものです。
そこで働く人が知覚するのはあくまでも、その年度固有の空気感だけなのです。

今年の受験生は、たくさんの涙を流しました。
悔し涙、嬉し涙、笑い泣き、感動して自然と流れる涙・・
過去最高に感受性豊かな受験生たちが集まった期でした。
そして、講師や仲間と信じられないくらいに深い信頼関係を築けていたように思います。
危機や社会不安は、人と人との結びつきの絆を強くします。
コロナ禍が、もしかすると、強い信頼関係が生まれる要因の一つとなったのかもしれません。
そう考えると、コロナ禍も悪いことばかりではなかったのかもしれない。
この奇跡のような人間関係を実現できたのだから。

「合格」という同じ志を共有した生徒たちは一人ではありませんでした。
いつもとなりでは誰かが勉強していて、いつも講師たちは生徒のことを考えている。
そして、この関係性は間もなく卒業を迎えようとしています。
受験を終えると、私たちはの本人とは二度と会えなくなります。
受験生に深く関わった講師たちはそのことにさみしい気持ちも持つことでしょう。
でも、だからこそ人生は素晴らしいのだと思います。
過去との「別れ」は、あたらしい感動や出会いの「はじまり」だからです。

いよいよ入試本番、これがとして最後の大仕事です。
たくさん泣いてきたけれど、最後は喜びの涙で締められますように。
講師スタッフ一同、そう心から願っています。


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