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Vol.195 真の勝者

Vol.195 真の勝者



2021年03月02日投稿
2021年03月02日更新



2月27日(土)は高校受験生の修了式でした。
今年はコロナのこともあったので、修了式は特に力を入れて行いました。
合唱コンクールなど、毎年あったイベントの多くを経験できなかった中学3年生たち。
修了式で、ある講師が生徒たちに語りかけていました。
「君たちとの出会いがなければ、この1年間が味気ないものになるところだった」と。
大学の授業はすべてオンラインになり、日常の中で「笑い」や「感動」を体験する機会がぐっと減ってしまったのは、講師たちも同じでした。
さらには、子どもたちの成長を楽しみに見守るご両親にとっても、それは同じです。
行事がなくなったり、見学不可だったりで、子どもたちの成長した様子を実感する機会が減ってしまっています。そうした姿を見るのは、子どもを育てる喜びなのに・・。
なにか出来ることはないかと、いまの自分に出来ることを探りました。

塾の教室が生徒講師それぞれの居場所になり、たくさんの温かな心の交流が生まれていました。
それを何とかかたちにして表現したいと思いながら、約2時間のシナリオを描きました。
感情はかたちにしなければ、いつか消えてなくなってしまうものだからです。
言葉にすることは特に大切です。
生徒から講師へ、講師から生徒へ。
お互いがお互いに対して、たくさんの想いを伝え合いました。
その様子をライブ配信し、高校受験生のお父様お母様へお届けしました。

簡単な言葉ほど、本当の意味で理解するのは難しいものです。
「ありがとう」だけなら、誰にでも言えます、意味もわかります。
でも、心から人に感謝するとは、どういうことなのか。
それは体験した人にしかわからないのです。
「君たちのことを応援しているよ」だけなら、誰にでも言えます。
それをかたちで示せないのなら、やはりその程度の想いなのだと思います。
大きな想いがあるのなら、意味があるとかないとか考えず、まず行動しないと。
じっと待っているだけでは何も伝わらないし、何も変わらないです。
その上で、相手に対する想いを言葉にするのです。
「成功を心から願っています」と。

そして今日。
都立高校の合格発表日でした。
合格に歓喜した生徒もいれば、不合格に泣いた生徒もいます。
「嬉しい」でも、「悔しい」でも構わない。
その感情の意味を最大化することが出来た生徒が受験の真の勝者です。
勝つか負けるかわからない試合に逃げずに挑戦した勇気がまず素晴らしいと思います。
最初からわかっている結末に対して、感情が動くことはないからです。
嬉しかったり悔しかったりしたということは、そこに挑戦した自分がいたということ。
不確実な未来に立ち向かうことは誰だって怖いです。
その不安と向き合うことが出来た「強さ」を何よりも誇りに思ってください。
そういう自分であり続ける限り、勝利の女神はいつか必ずあなたに微笑みますから。


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