Vol.237 思春期の子育て -2021-

Vol.237 思春期の子育て -2021-



2021年12月28日投稿
2021年12月28日更新



毎年、年末恒例の記事です。

思春期の子育て
思春期の子育て -2020-

プラスジムでは、12月に全保護者様を対象としたアンケートを実施させていただいております。
こちらのアンケートとタイミングを同じくして教室宛にメッセージをいただく機会があります。
今年もありがたいお言葉をたくさん頂戴いたしました。
心より感謝御礼申し上げます。
昨年と同じく、いただいたお言葉の中から、10枚を選んでお返事させていただきます。
掲載不可や掲載可否の判断ができなかったお手紙もいくつかあり、それらはここでご紹介させていただくことを控えておりますが、その中にも大変温かいメッセージがたくさんありました。
何度も何度も読ませていただいており、お気持ちをありがたく受け取っております。
そうした中から10枚を選んでお返事、というのも心苦しいのですが、ご容赦ください。
ご紹介させていただくメッセージはすべて高校受験生のお子様を持つ保護者様からのものです。
これも毎年書いていることですが、一般的に「思春期の子育て」の難しさは高校受験においてほぼピークとなると考えています。塾長ブログで扱うテーマが高校受験生中心となるのも、この時期の子どもの扱いはとても難しく、そのことに関して悩みを抱える保護者様が多いからです。
親にとっては、忍耐、忍耐、忍耐・・の大変な数か月間であったこと、重々承知しております。
しかしながら、ここまで大変なのはあと少しです。
がんばりましょう!心が折れてしまいそうなときはいつでも塾を頼ってください。


■お手紙の内容

「プラスジムには、長女と長男がふたりとも通ってきました。最初は長女をどこの塾に通わせようか迷っていたのですが、長女が自分で塾を見つけ選んできたので、プラスジムに通わせました。プラスジムでは自立学習と個別授業、集団授業を組み合わせて、自立的に自分で意欲を持って勉強に取り組むことを学べるのが、最大の長所だと思います。また勉強への取り組みを通じ、職業人としてもしっかりされた塾長やスタッフの先生方から、人間的にしっかりと日々を過ごして成長していくことを学べたことにも心より感謝しております。家庭でもいろいろ問題があり子どもたちにとって難しい中学校生活だったと思いますが、プラスジムでの勉強と日々の取り組みのおかげで意義深い中学生活になったことと思います。多くの塾生が同じように、意義深く心に残る学校生活をプラスジムの学びを経て得られるのではないかと思います。特に塾長ブログを読むことを、特にお薦めいたします。「オール3から都立を目指す」という塾ですが、学力のとても高い生徒にも、また学力がもっと低い生徒にも、基本となる勉強体力や取り組み、自信、安心を与えてくれて、必ず役に立つ塾だと確信しています。

■塾長より

お手紙ありがとうございます。
子どもに惜しみない愛情を注ぎ、本当に献身的に2人のお子様を支えておられる姿にいつも感銘を受けておりました。大半の親は子どものためなら命を投げ出すこともまったくいとわないと思うのですが、そのくらいの愛情があっても、なかなかうまくいかないのが思春期の親子関係。長男長女となると、すべての親が初心者ですから、順風満帆にそれをこなせるご両親の方が少ないものです。どの親も試行錯誤し、悩みを抱えながら前に進んでおられます。仕事面では、どれだけ優秀な方もこの点には例外がないことを何度も目の当たりにしてきました。だからこそ、第三者機関である学習塾が少しでもそれが良い方向に向くように努めなければならないと考えています。
塾長ブログを誰よりも使いこなしてくださった方だと思います。記事を子どもと一緒に読んだり、接し方の方針を見直したり、私が想定していた以上の使い方をして下さりました。大変ありがたく思いますし、だからこそ子どもが難しい状況にあっても、塾とご家庭で、対応の方針がぶれず、協力関係の中で何度も困難を乗り越えることができたのではないかと感じています。

■参考記事
Vol.206 人を信頼する力


■お手紙の内容

「中2の冬まで違う塾に通っていましたが、特に成績に変化もなくこのままでいいのかと不安を感じ始めた頃、プラスジムの都立受験説明会へ参加しました。塾長のお話はとても分かりやすく受験に対する戦略がしっかりしており、集団授業と個別と両方あるのも我が子にはぴったりと思いました。11月まで続く習い事との両立はかなり大変ですが、何とかこなしていけてるのは先生方がスケジュール管理はもちろん、励ましや飽きさせない工夫等をしてくれているお陰だと本当に感謝しかありません。結果はどうあれ最後までやりきれた事に自信と誇りをもってくれたらと切に願います。」

■塾長より

お手紙ありがとうございます。
この時期の受験生の親として、最も理想的なお言葉が自然と出ていることが素晴らしいなと思って拝読させていただきました。なかなかご理解いただけない点なのですが、真剣勝負に「絶対」はないにも関わらず、親が子どもに「絶対」を求めることから悲劇は始まります。合格だけを目的に受験勉強するのなら合格しなかったら、その子の1年間は「失敗」ということになります。親がこうした思考である場合、子どもの選択できる手段は2つ。将来の話を親と真剣にしなくなるか、失敗を恐れて挑戦しない子になるかのどちらかです。親が結果にこだわると、どの子もこうなってしまうものです。
11月まで習い事と両立させていただいたこともそうですが(私たちよりもお母様の方がはるかに大変であったはずです)、成長すること、納得できて充実した時間を過ごすこと、を最優先に考えて育ててこられた〇〇君の受験はうまくいくものと確信しています。

■参考記事
Vol.089 親からこの言葉が出てくる子の受験はきっとうまくいく


■お手紙の内容

「他塾で思うように成績がのびず不安を抱えている頃、プラスジムの説明会に参加しました。塾長のお話がとてもわかりやすく納得のいくことばかりで、特に勉強体力をつけることの大切さに心ひかれました。のんびり過ごしてきたわが子がこんなに勉強できるだろうかという心配はありましたが、入塾すると先生方が子供の様子をよく見てくださるし、性格を考えて声かけしてくださるので勉強に対するモチベーションが維持できていると思います。塾でしっかり管理していただけるので、家で勉強しなさいというストレスがなくなったこともありがたいです。合宿では疲れより達成感のほうがつよく、「楽しかった」といい顔で帰宅できたことにも驚きました。生徒が長時間あきないように先生方が沢山企画を考えてくださったおかげです。Vもぎの成績も上がりました。勉強体力もついてきていると思います。先生方を信頼している様子が子供の話からよく伝わってきて、勉強も心も成長が感じられることが嬉しいです。あの日、説明会に参加できたこと、あのタイミングで本人が入塾を決断できたこと、本当によかったと思います。いつもありがとうございます。引きつづき、よろしくお願いいたします。」

■塾長より

お手紙ありがとうございます。
先日、現中学2年生の保護者様から次のようなお言葉をいただきました。「正直、こんなに勉強させる必要があるのかと思ってしまいました・・(だから塾辞めます)」、まったく同じ日に別の保護者様から「いまのうちの子に足りないのはまさしくこれだと確信しました!(だから塾入ります)」。私はどちらのご意見も正しいと思います。大切なことはこうした方針をご両親がきちんと持っておられることだと思うのです。〇〇君にとっては、「都立受験コース」の価値観がぴったりだったのだと思います。そして何より、それを応援してくださるご両親の価値観も「都立受験コース」にぴったりだったのだと思います。受験コースに生徒が最高!大満足!といった様子で通われているとき、その生徒の保護者様から割と頻繁にいただくお言葉があります。それは「説明会で直感的にピンとくるものがあった」や「説明会の話に、とても納得した」といったようなお言葉です。そのようにして選んだくださったご自身の決断を信じ、支え続けてくださったから良い結果が生まれているものと思います。親のブレない姿勢は受験期の子どもにとって大きな心の支えとなるものです。

■参考記事
Vol.093 信じることを決めるのは自分


■お手紙の内容

「自宅から一番近い集団塾に通っていました。中2の終わり頃、このままでいいのか?と漠然と不安になり、プラスジムのブログを覗いたことがきっかけでした。同時に、思春期、反抗期の受験をどう乗り越えたらいいのか見当もつきませんでしたが、このブログにすべて答えが書いてあり、救われたような気がしました。娘の中学校からは1人だけで不安に思うこともあったようですが、3年生になると相性の良さそうな子同士を同じグループにして下さったり(実際仲良しになります)、日々子供達のことをよく観察したり、コミュニケーションがとれていないとできないことだと思います。こんなに一人一人に手をかけて下さる塾は他に無いのではないかと思います。もちろん希望の高校に合格することが目標ですが、最大のメリットは何より、長時間の勉強に耐えられる力、「勉強体力」をつけていただいたことだと思っています。いつの間にか長時間の自習が苦ではなくなっていることに本人も驚いていました。声をかけてくださる先生方とのやりとりも楽しみになっているようです。受験を通して、子供の成長や、高校に入ってから、さらにその先のことまで考えてご指導下さりここには書ききれない程、感謝の気持ちでいっぱいです。私自身がこの塾に通いたかったです!

■塾長より

お手紙ありがとうございます。
年に数回、保護者様に「私自身がこの塾に通いたかったです!」とおっしゃっていただくことがあるのですが、私にとってこれ以上ないくらいのほめ言葉です。すごく嬉しくなって、仕事のやる気が高まります。なぜかと分析してみたのですが、I(アイ)・メッセージだからなのだと思います。ここで引き出されたのは残念ながら私のやる気ですが(笑)、こうした言葉を自然と使える方は、子どものやる気の引き出し方も上手なのだと思います。特に子どもに対してだと、悪いところばかりが目について、その指摘しか出来ていないという親は多いものです。しかし、そのようにして子どもの自信を失わせた先に良い結果が待っていることはありません。

■参考記事
Vol.101 自信があれば何でもできる


■お手紙の内容

「成績が伸び悩み、危機感を覚え中2からプラスジムに移りました。入塾の一番の理由は体験授業後に子供から塾に対して好意的な意見が出たためです。塾嫌いでしたが、この塾の授業は楽しかった通いたいと聞いて驚きました。一方で私も塾のHP、説明会でお伺いした具体的な成績アップ、受験攻略方法があることに感心し、勉強について親は口を出さなくて良い点も助かるので、ぜひお世話になりたいと決めました。それから一年。本当にすべてお任せしていますが、成績もとても伸びて非常に安心しています。心配性で何事も諦めがちな我が子をここまで持ち上げて指導して下さった先生方には感謝しかありません!授業も、さらに自習時間も管理いただいて、非常にお手数おかけしています・・。まだ長時間の自習は出来ないため、本当に助かります。ありがとうございます。最終的には勉強が苦にならず、楽しめる子になって欲しいのですが、どうでしょうか・・今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」

■塾長より

お手紙ありがとうございます。
勉強が苦にならず、楽しめる子になるためには「勉強体力」が必要です。「勉強体力」がない生徒の場合、表面的で抽象レベルの低い課題をこなすことしか出来ません。それは「作業」であり、「作業」は基本的に楽しいものではないからです。計算スピードを競わせるなどして楽しむことはできますが、それは学びの本質的な楽しさとは異なるものです。知的好奇心が満たされるレベルの「学び」に到達するためには、ある程度の思考力、集中力を持続させる力、知識の土台がどうしても必要で、それは人生のどこかのタイミングで勉強「量」と向き合うことなくして得られないものであると私は考えています。高い「基準」を要求してくれる指導者が身近にいて、その「基準」に何とかくらいついていく仲間が側にいて・・、生徒たちはそれまでの自分の限界を超えていきます。
このようにして私たちが鍛えているのは「勉強力」で、これはこれからの高等教育に備えるための基礎体力のようなものに過ぎません。本当に楽しい勉強(学び)は、高校から始まります。

■参考記事
Vol.215 当たり前の基準


■お手紙の内容

「2学年上の兄の受験からプラスジムにはお世話になっています。その時も丁寧に指導いただき中学3年の夏時点の偏差値が飛躍的に伸びましたので、今回も安心してお任せすることが出来ました。兄弟で性格が違っていますが、それぞれの特性に合わせた指導、対応をしていただけたこと、本人も兄以上に努力をした結果、成績もグングン上げることが出来たことに感謝を致しております。

■塾長より

お手紙ありがとうございます。
書いていただいている通り、兄弟とは言え、まるで性格の違うお2人。「兄弟とは言え」とは書きましたが、似たような性格の兄弟姉妹というのはあまり見たことがありません。赤の他人の方が似ている人間を見つけやすいのではないかと思うほどです。会話や家庭内での立ち位置など、それぞれが担っている役割が異なるからだと思います。そうした性格特性によって塾や講師との相性が生まれます。私たちは自然とそれが合うことを期待するのではなく、合わせにいくように心がけてはいますが、こちらからの一方的な働きかけだけでは不十分です。塾の方針を理解し、それに合わせて努力してくれたことが、いまの結果に繋がったものと思います。

■参考記事
Vol.131 最高ではなく最適


■お手紙の内容

「塾に通ったことがなく、勉強は定期テスト前だけの息子の受験に不安を感じ、少しでも情報収集できればと思い説明会に参加しました。その後、体験授業を受け、とても分かりやすかったと好印象だったので入塾を決めました。息子はサッカーのクラブチームに入っており、初めは塾のスケジュール通り通えないところがあるのに本当に大丈夫のかなと不安もありました。ですが、個別と集団も変更できるところは変更してくれたり、変更できないところも手厚くフォローしてくれて、通えるときに集中して勉強ができる環境を整えてくれました。夏のVもぎでは偏差値12UPでき、息子はちゃんとやれば上がる!できる!と自信がついたようでした。そう思えるように指導してくださったこと感謝しています。引き続きご指導よろしくお願いいたします。」

■塾長より

お手紙ありがとうございます。
他の方にも同じことを書きましたが、本人の「やりたい!」を尊重し、それを支えてこられたお父様とお母様には大きな心配やご苦労があったものと思われます。人間関係の基本は相手の大切にしているものを大切にすることだと思いますが、親にそのように向き合っていただいたことが必ずや本人の将来に良い影響を及ぼすものだと考えています。少し大変だったはずですが、10年先20年先に振り返っても後悔の少ない受験期を過ごせたのではないかと思います。結果が出て、学力面で自信がついたことも良かったです。

■参考記事
Vol.132 成績が伸びるとやる気が高まる


■お手紙の内容

「以前は大手の塾に通っていましたが、娘の場合、授業でわからないことがあっても自分から質問したり試験前に自習に行って勉強したりといった能動的な取り組みはあまりできていませんでした。プラスジムの入塾説明を受けた際、本人が「どうやって勉強したらいいのかがよくわからない」のが自分の悩みだと気づくことができ、ここに通ったらそれが解消できそうだと納得して入塾しました。実際通ってみて、先生方が中長期の目標とそのために今週すべきことを明確に示してくれ、それに向き合うことで力がついてくるのを実感できているようです。また、受験生としての不安など色々な悩みも歳の近い先生方が気づいて声を掛けてくださり、自分からも相談できているようで、親としても安心感があります。この半年あまりで、勉強の進め方、目標との向き合い方がわかり実践できるようになってきたのが今のところの一番の成長だと思っています。どうもありがとうございます。

■塾長より

お手紙ありがとうございます。
「勉強の仕方がわからない」と言う生徒は多いものですが、半分の生徒は言い訳で、もう半分の生徒は「自信」がないことによるものです。彼女の場合は後者です。未来のことに「絶対」はありませんから、究極的には私たち指導者含め、誰一人として何が最善かはわかっていません。それでもなぜそれができるかと言うと、提示する選択肢に「自信」があるからです。「自信」をつけるには、何をするかを決める、やる、結果について反省する・・、これを愚直に積み重ねるしかありません。
それがない間は、それを持っている人に後押ししてもらうようにするのが一番です。

■参考記事
Vol.170 教師は易者


■お手紙の内容

「中学生になってから、成績もあまり良くなく、勉強に対して自主性も方法も身につけられず過ごしていました。いよいよ受験に対してあせりを感じていた頃、プラスジムの「オール3からの~」の文言を見つけ、親子共に「これだ!」となりました。説明会等でもお話いただいた、夏の終わりまでに偏差値10以上アップの目標も達成し、苦しく、そして楽しかった日々を過ごしたことで、本人なりに「やればできる」の自信や、具体的な次の目標を持つことができているようです。親として何より嬉しかったのは、本人の口から「この塾に行って良かった」の言葉が聞けたことです。「受験」としてだけ見れば、まだまだこれからすべき事も沢山で、結果も当然まだわからないですが、プラスジムでの時間をすごした事で、成績・偏差値のみではなく、精神的に大きく成長できたことを、その言葉から感じ取りました。本当にありがとうございます。」

■塾長より

お手紙ありがとうございます。
子どもの「この塾に行って良かった」という言葉がなぜ精神的に大きく成長できたというご両親の実感につながるのか。これは経験された方だからこそわかる重みのあるお言葉だなと思いました。そこには本当に色々な意味が含まれていますよね。人や環境のせいにして物事を否定的に捉えている限り、自分が成長することはありません。矢印を自分に向けることには勇気が必要ですが、それが出来ているからこそ言える言葉だと思います。

■参考記事
Vol.159 自責のメリット


■お手紙の内容

「中学2年生の3学期に入塾しました。それ以前は、大手塾で集団授業を受けていましたが、合わせて学習していくことが辛くなってしまい、新型コロナウィルスによる自粛期間を経て、学習意欲が全く無くなってしまいました。プラスジムの体験後「また塾に通ってがんばってみようかな」と本人が思い続けてがんばって来られたのは、個人の性格に合わせた細やかなフォローがあったからだと思います。学習環境作りに工夫をこらして結果を出す仕組みを整えている塾だと思います。中3の1年間で起きる事や対策について熟知していて、親への情報共有も細やかで安心できました。

■塾長より

お手紙ありがとうございます。
新型コロナウィルスは大人ばかりではなく、子供たちにも大きなストレスを与えることになりました。「勉強をしなくなってしまった・・」同じようなお話を色々なところで何度も伺いました。まったく未知の経験でしたから、私たちも2020年は慎重に慎重を重ねて動いていました。塾生の保護者様の感染が確認された当日、すぐに全生徒を自宅に帰し、そのまま1週間近く休校をしたこともありました。いま思えば過剰とも思えるくらいの対応でしたが、当時の状況を考えると決して間違いではなかったと思います。年末に振り返りを行い、この病気とどのように向き合っていくべきかの指針をあらためて定めました。2021年はウィルスを過剰に恐れることは止め、必要な感染対策を粛々と行い、生徒たちの学びを止めないことを最優先に教室運営を行ってきました。幸いなことに運営スタッフ一同、その点に一切の迷いもブレもなかったように感じています。8月は感染者数がピークに達しましたが、夏期講習もきちんと行えて良かったです。「また塾に通ってがんばってみようかな」と思ってくれた気持ちを裏切ってしまわないように、最後まで私たちも支え続けます!

■参考記事
Vol.187 2021謹賀新年


今年も残すところ、あと数日となりました。
私事ですが、2021年後半から減量のために歩いて家に帰るようになりました。教室から自宅までは約8㎞で1時間30分以上かかります。その他の時間も含めると、いまは1日平均2時間程度歩いていることになるかと思います。そうした中で自分自身に思わぬことが起きました。それまでも1日40分程度は歩いていたのですが、そのときにはまったく感じることのなかった変化を感じるようになったのです(残念ながら、体重はあまり変わりません笑)。
歩くことで、ストレスや不安がどんどん軽減されていくのです。こうした効用を狙ってのことではなかっただけに、これは私にとっては新鮮な驚きでした。たしかに、人間の脳に関する書籍を読むと、ほぼ共通して書かれているのは運動の有効性です。認知機能の向上やストレス、不安の軽減など、仕事や勉強のパフォーマンス向上のためのたくさんの良い作用を運動から手にすることができます。考えてみれば、いまの人類が地球に誕生してから約20万年、そのほとんどすべての期間、狩猟や採集のために身体を動かすことは私たちの生活の一部であったわけです。人間はそのようにつくられている生物なのでしょう。
最も不安の強くなる時期はすでに越えましたが、これからの期間、受験生もその保護者様も不安になってしまう日は必ずあると思います。特に保護者様に強くお伝えしたいのは、その漠然とした不安を子どもにぶつけることだけは止めてくださいということです。それをやってしまうと、子どもの精神状態も不安定になりますし、何一つとして良い結果は生みません。
そうしたことをお伝えしたく、昨年書いたのが以下の記事です。

Vol.174 親の不安

不安になったときにどうすれば良いか、「考え方」のヒントをこの記事には書きましたが、もっと簡単かつ確実な解決策があることを今年の私は実体験から学びました。
これまで書いてきた通り、それは身体を動かすことです。具体的で、誰にでも出来る取り組みです。「健康になる」という嬉しい副産物まであります。
日常生活に身体を動かす機会がない方には、強くお勧めしたいと思います。

たくさんの課題はありますが、心身の健康状態に関して言えば、近年にない良好なコンディションで年末を迎えることができました。塾長として、一つ一つの課題を前向きに解決し、この塾に関わる皆さまの人生に、大きく貢献できる学習塾を創り上げていきます。
本年は大変お世話になり、ありがとうございました。2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
どうか良いお年をお迎えください。


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