Vol.273 第7期都立受験コース
2022年09月06日更新
9月4日(日)は「秋の高校受験説明会」として、プラスジムにお通いの中学3年生保護者様に向けてお話をさせていただきました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
今春から新体制で迎えた第7期となる「都立受験コース」。
前期までの受験コースを率いていたのは、プラスジムに通っていない中高生や保護者様にまで名前が知られているほどの存在感を放っていた宮武でした。
4年近く彼女を横で支えて続けてきた近藤、上野も今年の3月末で退職(卒業)し、これから先の受験コースはどうなってしまうのかと不安に思っていた方も多かったのではないかと思います。
そのくらい、3人の存在は受験コースにおいて大きなものでした。
しかし、私は、これから先の受験コースはさらに良い場所になると確信を持っていました。
その理由は、3年前にさかのぼります。
今春卒業した3人が先代からバトンを受け取った日に書いたのが以下の記事です。
「都立受験コース」は、戦略やカリキュラム、仕組みに関して、運営の手順は定められてます。
ただ、全期を通じて、最も大切にされてきたのは「やり方」以上に、そこに関わる講師たちの熱い「想い」であり、生徒側からすると、それが最も価値を生んでいたのではないかと思います。
技術を引き継ぐことよりも、はるかに難しいのが「想い」を引き継ぐことです。
この「想い」の引継ぎまで立派にこなしてくれたのが、今春卒業した3人でした。
ですから、今年の受験コースの講師陣も昨年に負けず劣らず、生徒への「想い」に溢れています。
今期のリーダー体制は、都立受験コース1期生の山田を代表の地位に据え、その両脇を経験豊富な岩佐、北村で固めるという布陣にしました。
山田に関しては、何度か塾長ブログで彼のことについて書いたことがあります。
3人の中では最も若いですが、人格的に大将の器であると私は考えており、彼を教室全体で支える布陣が最も上手くいくのではないかとの判断から、いまに至っています。
立場が人を育てるものだと思いますが、すでに20代前半とは思えないほどに言動がしっかりとしてきており、彼の将来が本当に楽しみです。
岩佐との出会いは10年以上前にさかのぼります。
学生時代にアルバイトとして私のいた塾にやってきてくれた彼女は、大学卒業後、そのままその塾に就職をし、教室長として活躍をしていました。
生徒の成績が伸びたとき、志望校に合格したとき、、私には彼女が生徒と一緒に泣いている印象しかないのですが(笑)、とにかく当時から誰よりも生徒想いで、生徒の立場に共感し、生徒と同じ目線で困難に向かっていく彼女の真摯な姿勢に、魅力を感じていました。
関西にいたため、東京には来ないかなと思っていたのですが、プラスジムの空気にはぴったりだと思ったため、誘ってみたところ、2019年に仲間に加わってくれました。
教室長経験もあったため、昨年までは保護者様対応など教室管理全般をお任せするポジションにいたのですが、今期より、生徒指導の最前線に異動して活躍してもらっています。
北村に関しては、昨年の「都立受験コース通信」で紹介記事を書いたことがあります。
プラスジムでの勤務歴は7年以上、今春、東京大学の大学院を卒業し、正社員としてプラスジムに関わってくれています。数学で注目されがちなのですが、それだけではなく、大学時代は建築学や観光業について学んでいたり(成績も当然優秀)、なぜか音楽理論やポケモンにも詳しかったりと、実に多才です。
分析能力やそこからの戦略構築能力が卓越しているため、彼が受験コースに関わるようになってから、特に偏差値60以上のハイレベル校における合格率が跳ね上がっています。
医学部専門予備校にでもいけば、時給1万円以上でお仕事できる彼ですが、ありがたいことにプラスジムを愛してくれており、毎日塾生たちと熱いやり取りをしてくれています。
能力が高すぎるため、個人的には国宝をお預かりしているような気持ちでいます(笑)
他の講師陣も紹介させていただきたいのですが、長くなるので今回はリーダーのみとさせていただきます。
この3人が率いてきた第7期「都立受験コース」、先週末のVもぎで早くも前半戦を終えました。
その模試で4月と比較し、どこまで偏差値を伸ばせるかが、前半戦の取り組みなのですが、今期は、生徒34名※の平均偏差値が10.9アップと見事、全体としての目標を達成してくれました。
5科偏差値37→57(20UP)、51→68(17UP)、47→64(17UP)、のように、わずか4か月で信じられないような伸び方をした生徒も多数います。
この背景には生徒はもちろん、講師たちの筆舌に尽くしがたい奮闘がありました。
大丈夫とは思っていても、彼らがきちんと「想い」を引き継ぎ、こうして結果に繋げてくれたことに心底ほっとしましたし、感謝をしています。
当の本人たちは達成したらこれでOK、なんて誰も思っておらず、生徒1人残らず満足いく結果を残せるようにと、今日も気合い充分です。
本当に大変なのは、学校に通いながらこの成績を維持しなければならないここから先なのですが、今年の高校受験生たちも間違いなくやり切ってくれると思います。
教え子は教師に似るものですが、どことなく、代表の山田の高校受験生時代を思い出させるような生徒たちです。
素直で人間的に明るく、たくましくて強い。
2/25(土)の修了式の日、どんな景色が見られるのか今から楽しみでなりません。
※)計測しているのは両方の模試の受験者のみ