Vol.287 保護者様アンケート
2022年12月13日更新
プラスジムでは年に1度、保護者様アンケートを実施しています。
ちょうど今がその回収時期となります。
おそらく、他の塾でも同じような取り組みはされているのではないかと思うのですが、私はこのアンケートを深く読みこむことに関しては日本一の塾長なのではないかと思っています。
そのくらい丹念に時間をかけて読み込みます。
間もなく開業から10年を迎えようとしていますが、学習塾の激戦区久我山にあって、プラスジムが生き残ってきた理由の一つがこのアンケートにあると考えています。
書いてある言葉を読んでいるだけでは不十分。一番知りたいのは、紙面の裏側にある親の「本音」です。
例えば、「満足度」という項目があるのですが、「とても良い、良い、ふつう、やや悪い、悪い」といった選択肢の中で「良い」に〇がついた場合、なぜ「とても良い」ではなかったのか、自分の納得がいくまで考え続けます。なにか問題があるから、「とても良い」ではなく「良い」なのです。
「ふつう」の評価をいただいた場合には、「不満」と自分の中でおきかえ、用紙を前にして、なぜこんなことになってしまったのか・・と大いに反省することになります。
ただ、「弱み」の解決はマイナスをゼロにする仕事です。それも大切なことではありますが、「弱み」を解決したところで、ゼロ以上にはなりません。
最も大切なことは、自分たちの「強み」の中で生徒や保護者様の評価につながっている価値は何かを自覚し、それを徹底的に磨き上げること。
どんなお悩みの解決に貢献できたのか。
どれだけ嬉しい体験があったのか。
そして、その「強み」に関しては、日本全国どこの塾にも負けないと言い切れるまで伸ばす。
そのようにして唯一無二の存在になることを目指してきました。
「なぜ、この時期にアンケートを行うのか?」と疑問をいただいたこともあります。
理由は簡単です。
年間を通して、この時期が最も不安の高まる時期だからです。
当然、アンケート評価も厳しくなります。
12月をボトムと考えることで、年間全体を通じて何をなすべきかが見えてくるのです。
受験生の場合、3月に行うと、合否結果に影響を受けることになりますから、良くなかったはずのことまで「とても良い」になってしまったり、その逆も起こりえます。
それはそれで価値ある情報かもしれませんが、アンケートを行うまでもなく、たくさんのお言葉をいただく時期でもあるので、それをもって自分たちへの評価と捉えている面もあります。
いずれにせよ、皆さまからいただく評価やお言葉の数々が、私たちをあるべき方向に導いてくださり、結果として、この塾は「10年」という1つの大きな節目を迎えようとしています。
そうした意味で、この塾は色々な方によって創られ、守られてきた大切な場です。皆さまのより良い未来に貢献できるよう、さらに励んでまいります。