【第11期 都立受験コース通信】2026年5月号
,

【第11期 都立受験コース通信】2026年5月号

2026年06月22日更新
2026年06月22日投稿

都立受験コース通信第2回は「CT(チェックテスト)」を取り上げます。

「都立受験コース」では毎週、全員参加の集団授業である「クラス会」を実施します。「CT(チェックテスト)」はそこで行っている仕組みで、「都立受験コース」の根幹をなす取り組みの1つです。

「都立受験コース」は毎年、驚異的な理社の偏差値の伸びを実現します。社会に関して言うと、昨年(第10期)は夏までにコース生の平均偏差値が61.0(4月時点49.3)となり、最も偏差値が伸びた生徒は、39→72にもなっています。この伸びを支えているのが「CT(チェックテスト)」と「クラス会テスト(こちらの詳細は次号で)」なのです。

クラス会については、こちらの記事も参考ください。

「CT(チェックテスト)」は頭の中の地図作り

定期考査で高得点を取る生徒は出題範囲に関して、ほぼ完ぺきに知識を入れて試験に臨みます。ただ、そのやり方は受験だと早々に限界が来ます。理科社会のすべての範囲を同じように暗記することは質的にも量的にも不可能だからです。

つまり「偏差値を伸ばす」ためには、今までの勉強とは違う捉え方をする必要があります。
イメージとして、「まったく知らない街に住むことになり、その地理を覚えなくてはならない」状況を想像してください。
「偏差値を伸ばす」ことは、このとき、頭の中に全体地図を作り上げていくプロセスと似ています。

やるべきことは最重要の拠点の位置を頭に叩き込むことです。「絶対に忘れてはならない情報」です。
「この情報がわからなくなると迷子になる」というものですから、圧倒的な確信をもってその情報を頭から引き出せるようになる必要があります。のちのちの集団授業においても「この情報は生徒の頭に確実に入っている」という前提があればこそ、生徒を置き去りにしないスピード感のある授業展開が可能になります。

その拠点情報が「CT(チェックテスト)」です。
毎年、都立入試問題や過去問の傾向などを分析し、必要に応じて入れ替えをしていくのですが、受験当日まで80回くらい同じテストを繰り返すことになります※。
(※覚えなければならない拠点情報が100以上あり、その中からランダムに抽出した10問を週2回テストするイメージです)

歴史単語についても1年かけてオリジナルの単語帳を作成していくのですが、「江戸中期-本居宣長」のように情報を最小化して、拠点となる情報だけを頭の中に徹底的に記憶させていくようにしています。

拠点ができたら、それを「深める」と「つなげる」

拠点づくりができた後は、その拠点を礎にして、
①その拠点まわりを掘り下げていく
②拠点と拠点を繋げていく
学習を行います。
①は通常思い浮かべていただく学校の授業や定期試験勉強とあまり変わりません。
②は模試や過去問を使っての解き方の考察を生徒と一緒に行います。地図のたとえ話で言えば、実際の地図を見せながら、どうやって移動したか、どこで道に迷ったか、最短ルートはどうだったかなどを確認し合うイメージです。何度も繰り返すと「よく通る道」ができ、次第にそれが自分なりの解法パターンになっていきます。

「あれ?駅はどこだっけな?」ではいつまで経っても安心してその街を歩けるようにはなりません。覚えるべき知識に優先順位をつけ、最重要の知識は何があっても忘れないように工夫する必要があります。

生徒からは「なんで同じことを繰り返すのか?」といった疑問を持たれることもありますが、優先度の高い情報はそのくらいのしつこさを持って確実に定着させていくことが、偏差値を安定させていくための秘訣です。

次回のテーマ:1学期の成長の仕組みその2、クラス会テストとは?

「CT(チェックテスト)」と同じく、「都立受験コース」の最重要コンテンツであるクラス会テストを次回は取り上げます。

次回更新予定日は6月26日(金)です。