
第35回 過去問題集の効果的な使い方とは?
2021年12月08日更新

12月になると、都立受験コースでは都立過去問を塾で実施していきます。
いうまでもなく、どんな問題集よりも過去問題集の扱いは非常に重要。
できる限り本番を想定しながら、より効果的に使います。今回は12月5日に行った第1回の都立過去問会の様子も取り上げます。
ポイント① 本番と同じスケジュールで解く
みなさんは、都立受験当日どのような時間割で試験を受けるか知っていますか?
知らない人は、この機会に覚えてくださいね。
今年の受験生たちが実際に受けることになる2022年2月21日のスケジュールはこちら。
参照:
朝8時半までに各高校に行き、最後の理科の試験が終わるのは午後3時40分。
お昼休憩をはさんで約7時間の長丁場です。
ちなみに一昨年までは各科目の休憩時間が20分でしたが、トイレ時の密を避ける意味もあってか昨年から30分になっています。
重要なのはこの約7時間の長丁場であること。
当日の実際の動きを今のうちから想定しておくことがとても大事になりますね。
プラスジムでも過去問会の日は朝から教室に集合して、本番さながらの雰囲気のなかで5科目を解いてもらいます。
ポイント② 解いた後はすぐに解きなおしをする
こちらは
プラスジムでは模試や過去問の日には、必ず当日中に(自己)採点と解きなおしを行います。
自分の課題をすぐ把握する、これは「即時フィードバック」といって非常に成果の出る勉強法です。
私たちに言わせると、解きなおしが翌日以降では遅すぎます。
解いた感触を忘れないその日のうちに、自分で採点をして間違った問題の確認をすることを強く強くおすすめします。
ポイント③ 目標と照らし合わせて合否を確認する
500点満点の点数を出した後に知りたいのは、その年の受験であれば果たして合格できたのかどうかですよね?
しかしながら、東京都立受験においては合格最低点などの情報は公開されていませんので、正確にそれを確認することは不可能です。
公開されている情報のひとつが受験者平均点。
東京都教育委員会ではその年の各科目の平均点と得点分布表が公開されています。
例えば昨年度(令和3年度)であれば5科目平均点は282.3点なので、イコール偏差値50となります。
あとはVもぎやWもぎを受けた時にもらえる合格目安表(各学校の必要な総合得点の目安が載っている表ですね)も参考になるでしょう。
年度によって必要点は変動しますが、おおよその目安はこちらと照らし合わせると把握できます。
ポイント④ 今後の勉強プランを立てる
自己採点と解きなおし、結果を把握したら、最後にこれからの勉強プランを立てていきましょう。
ポイント①~③の流れで今の自分の課題がおおよそわかるようになっているはずです。
ぜひその課題を、実際の勉強スケジュールに反映させていってください。
プラスジムでは毎週担当講師との面談の時間があります。
過去問の結果も踏まえつつ など毎週取り組むべき課題を決めていきます。

いよいよ受験まで2か月少しになりました。
後悔のない受験にすべく一日一日を大切に過ごして下さいね。