第20回「2学期の勉強、どうやるの?」
2020年10月14日更新
中間テストが終わり、2学期もそろそろ折り返し。
受験生の皆さん、勉強は順調に進んでいますか?
定期テスト、学校行事、模試、志望校選び…。
とにかくやることが盛り沢山で、大変な思いをしている人が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、2学期の勉強のコツを宮武先生に教えていただきました!
この時期の勉強において、最大のポイントとなるのがメリハリをつけることです。
宮武先生は、定期考査・模試・検定のそれぞれについて、対策方法を話してくださいました。
⒈定期テスト対策
内申点を決める最大の要素である定期テスト。
今年度の受験生にとっては、2学期の期末テストが内申点に影響を与えられるラストチャンスです。
基本的な対策の仕方は1学期とほぼ同じ。
これを機に、もう一度 に目を通してみてくださいね。
2学期のテストは、みんなが内申点確保に必死になるためか難しくなりがちです。
その傾向は特に数学で見られます。
高得点を狙う人は課題を早めに仕上げて、当日までに応用問題を2周しておくと良いでしょう。
さらに皆さんは、1学期のテストを解き直して、ある程度の出題傾向を掴んでいると思います。(参考: )
そこでの分析結果を生かして、「こういう形式の問題が出そうだな…」という心づもりをしておくことも大切です。
(※もちろん、ヤマの張りすぎは危険です!)
なにしろ、期末テストは9教科あります。
全ての教科を完璧に復習しようと思っても、焦って中途半端になるだけです。
現時点での成績を確認して、あとちょっとで上がりそう/少しでも点数が下がるとピンチな科目を優先させましょう。
それが、定期テスト対策における「メリハリ」です。
⒉模試対策
これまでの記事でも何度か話題に出ていますが、2学期の模試はキープできれば上出来という心持ちでいるのがベスト。
成績アップは、期末テストで目指すのが得策です!
また、10月以降の模試は、回数を重ねるごとに習ったばかりの内容が範囲に追加されます。
そのせいで成績が下がることのないよう、重点的に対策をすると良いでしょう。
⒊検定対策
漢検・英検などの検定試験は私立併願優遇の加点要素となるので、受けておきたいという生徒も少なくないはず。
都立受験コースとして推奨しているわけではありませんが、チャレンジしたい生徒に向けてアドバイスするならば、毎日コツコツやることが第一!
定期テストや模試とは違って範囲が決まっていないので、短期集中で良い結果を得ることは難しいでしょう。
自分が使いやすそうな対策本を選び、毎日1ページでも進める努力をしてみてください!
最後に、気持ちの面に関するアドバイスも教えていただきました。
メッセージとして紹介します!
この時期は、テストの成績が下がってダメージを受ける受験生が多いです。
ですが、学校のテストや模試を受ける機会そのものが多いのだから、失敗する機会も増えて当たり前。
試験に関しては、過去の結果を引きずっていても仕方がありません。
よかった時は「このまま頑張ろう」と思えばいいし、悪かった時も「〇〇が良くなかったから次はこうしよう」というように先のことを考える。
それが精神面における「メリハリ」です。
それでも心にくるものがある時は、遠慮なく周囲の頼れる大人に相談してくださいね!