Vol.291 成り行きのシナリオ

Vol.291 成り行きのシナリオ



2023年01月10日投稿
2023年01月10日更新



三鷹教室を開校し、6年振りに教室長として復帰しています。
ほぼ毎日教室にはいましたから、「現場感」のようなものは失っていないつもりでいました。
それでも自分で面談をやってみると、気付くことがたくさんあります。
それとはまた別の話ですが、先日、立命館大学で学生の面接指導をしてきました。
10年近く継続している活動で、こちらは私が講師となって、学生に色々なことを教えています。

ある塾で中学2年生が先生に「お勧めの高校」を聞いたら、S高校と言われたそうです。
その高校は悪い学校ではないけれども、いまの彼の成績と同じくらいの高校でした。
本人が望むなら、S高校で良いと私も思います。
しかし、私ならもっと高いところに目線を向けた話をします。
実際、この時期からであれば、プラスジムなら、今の成績から偏差値+10程度を加えたワンランク上の高校群が射程圏内に入ってきます。むしろそれが普通です。
S高校が悪い高校だと言っているのではありません。
「可能性の幅」の問題です。
なんとなく高校に進学し、なんとなく大学に合格し、なんとなく就職する。
努力をしないわけではないけれども、本人の枠を出ないというか、予想の範囲内というか、何かが変わったという実感や手応えがないままに、なんとなく次の進路が決まる。
これを私は「成り行きのシナリオ」と言っています。
高校受験、大学受験、就職活動、という若者の人生の節目に私は仕事で関わっていますが、先に進むにつれて、「成り行きのシナリオ」の選択率が高まってきます。
悪い意味で自己理解とその確信が深まるため、無謀な挑戦をしなくなるのです。
その繰り返しで、人生にどれだけの機会損失が生まれているか。
本人は大人になるまで気づけないから怖いのです。
だからこそ、年齢が若いうちは、やはり目標は高い方がいい。
私はそう思うのです。

バカにされるほど高い目標を掲げましょう

単純に、成長し、人生の選択の幅が増えるからです。
最近の大学生の就職活動の「自己PR」やら、「ガクチカ(学生時代にがんばったこと)」やら、「志望動機」をたくさん読んで、あらためてその気持ちを強くしました。

「成り行きのシナリオ」でない受験を子どもにさせてあげたい、とお考えの保護者様はぜひプラスジムにご相談ください。きっとお力になれるものと思います。


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