Vol.091 良い教師は風を読む
2024年08月21日更新
2月10日に、高校受験情報説明会を開催させていただきました。
参加いただいた保護者の皆さま、ありがとうございました。
プラスジムは、中学2年生までと中学3年生ではまったく違う塾になります。
(高校生になってからもまた違った塾になります)
生徒の学年によってカラーが変わる塾なのです。
生徒から見た中学2年生と中学3年生の一番大きな違いは、「勉強させられる量」なのですが、保護者様からすると中学1年生から同じくらい勉強させてもらいたいと思われるかもしれません。
しかし、中学1年生に中学3年生と同じだけの学習量を要求するのはかなり無理があります。
理由は、追い風が吹いていないから。
中学生にとっての追い風とは勉強する理由、つまり高校受験への危機感です。
受験生でなくとも、何らかの個人的な事情によって突発的に風が吹き、やる気が一時的に高まることはあります。
私たちはその様子を日々観察していますから、そういうことがあればその追い風を最大限生かして生徒の成績を1ランク上のレベルへ押し上げます。
ただ、そう頻繁にそうしたことが起こるわけでもないですし、人為的にそれをやろうとしすぎると生徒という船は風にまったく反応しなくなってしまいます。
そのため、必要以上の無理はしない。
本人のペースを尊重しながら、伴走者のイメージで生徒のサポートを行っています。
これが中学校2年生までのプラスジムです。
しかし、中学校3年生は違います。
びゅんびゅん風が吹きますから、帆を立てて上手く風を捉えれば、あっという間に前に進めることができます。ところが、個別指導塾に通うマイペースな生徒にありがちなのですが、周囲はそんな状況も関わらず、本人は「どこ吹く風」といった様子の中学生もいます(笑)
マイペースな子にはまずはこの風を感じさせるところからです。
競争原理を取り入れた授業や決起会、周囲の生徒の勉強量の可視化や模試応援、などの施策によって受験に対する意識を高めていくようにしています。
個別指導だけだと、ここがどうしても弱くなってしまうんですよね・・・。
個別指導と集団授業の良いところを取り入れた都立受験コース。
次回は第4期です。
ご興味のある方はぜひ説明会にいらっしゃってください。