【大学受験生インタビュー】杉並高校 N.Tくん
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【大学受験生インタビュー】杉並高校 N.Tくん



2026年6月11日投稿
2026年6月11日更新

2026年度入試も沢山の生徒が素晴らしい結果を残してくれました。

今回は久我山教室より都立杉並高校出身のN.Tくんにインタビューを行いました。

この春、第一志望である東洋大学に進学します。

膝の怪我が、本当にやりたいことを教えてくれた——。挫折を重ねながらも素直に人を頼り、道を切り開いた3年間の軌跡をぜひご覧ください。

N.Tくん×神宮先生

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挫折からのスタート――強豪への憧れと、打ち砕かれた現実

神宮先生(以下、じ):まずは大学合格、本当におめでとうございます!今回は高校3年間の勉強や進路の変遷、その時々にどんな工夫やドラマがあったのかをじっくり振り返っていければと思います。まず、高校1年生の時の勉強や学校生活はどのような状態から始まったのですか?

N.Tくん(以下、N):ありがとうございます。実は、高1の最初はかなり躓いてしまったんです。特に英語と数学が全然わかりませんでした。中学の時は少し数学ができるようになった気がしていたので、それなりの自信を持って高校に臨んだのですが、いざ授業が始まってみたら全く歯が立たなくて。

:なるほど。中学と高校のレベルのギャップに圧倒されてしまったわけですね。当時の進路のイメージや、志望校への憧れなどはあったのでしょうか。

N:当時はどこかの体育科に行けたら良いなという漠然とした思いがありました。当時、筑波大学のバスケ部がものすごく強くて、プレーしている姿がとにかく格好よかったんです。それで筑波大学に進学したいなとは思っていました。ただ、その時はまだ筑波が国公立大学だということすらまともに知らなくて。

:強豪チームへの純粋な憧れが先行していたのですね。そこから志望校の検討はどのように変わっていったのですか?

N:筑波のことを調べるうちに、国公立だから数学が必要だと気づきました。でも自分は数学が全然できない。だから筑波は無理だなとすぐに諦めてしまいました。次に、立教大学などスポーツ系や体育系の学部がある私立大学に目を向けたのですが、今度は「私立文系は英語が重要なのに自分は英語ができない」という現実にぶつかって、また「あぁ、ここもダメか……」と落ち込みました。

:数学が使えないから国公立を諦め、英語ができないから私立文系のスポーツ系も厳しい。高1の段階では、進路の選択肢が見えなくなってしまっていたのですね。

N:そうなんです。当時は唯一、社会の歴史科目だけは比較的得意だったので、歴史系の進路もありかなと、そんなことを考えてました。

転機となった膝の怪我

:元々憧れていたスポーツ系の進路から歴史系の進路を考え出したわけですが、どのようにして再び前を向くことができたのでしょうか。

N:大きな転機になったのは、高校2年生の夏前でした。部活動中に膝を大怪我してしまったんです。それから1ヶ月ほどは、大好きなバスケが全くできない状態になってしまいました。

:バスケ一筋だった時期の1ヶ月の離脱は、精神的にもかなり辛かったのではないですか。

N:最初は本当にショックでした。でも、ただ落ち込んでいても始まらないので、「何とか早く治したい」「動けない間にできることはないか」と、自分で膝の対処法やリハビリの方法を必死になって調べ始めたんです。

:自分で専門的な情報を調べ始めたわけですね。それが進路にどう影響したのですか?

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N:怪我でコートに立てない期間、体が動かせない代わりにできる筋トレのメニューや、身体のメカニズムについて調べているうちに、「あれ?こういう勉強ってもの凄く面白いな」と感じるようになったんです。それまではただバスケが好きだし体育科が面白そうだな、という動機だけでしたが、怪我の経験を通じて、身体のケアやトレーニングの理論そのものに強い興味が湧いてきました。その時に「やっぱり自分は、歴史ではなく体育科に進みたい」と強く思うようになりました。

:怪我という大きな挫折が、皮肉にも本当に学びたいことを明確にするきっかけになったのですね。

N:はい。怪我をしたことは不運でしたが、あの期間がなければ、自分の興味を深く掘り下げることはなかったと思います。そこからは迷いがなくなり、「進路は絶対に体育科・スポーツ系の学部にするんだ」と覚悟を決めました。

「日東駒専すら無理だと思ってた」――先生の引っ張りと、自ら掴んだブレイクスルー

: 受験期を語る上で欠かせないのが講師達との関わり合いだと思います。講師の皆さんとの関わりの中で、特に印象に残っているエピソードはありますか?

N: 一番大きかったのは、高校1年生の時のプラスジムの先生との進路の話ですね。実は当時、自分の中では日東駒専すら「自分じゃ無理なんじゃないか」「そこまでやる気が出ないな」と最初から諦めていたんです。そんな時に先生から「法政や立教はどう?」と勧められて。自分からしたらMARCHなんてレベルが違いすぎるので、「いやいや……」って感じだったんですけど、先生が「いや、今から勉強すれば行けるよ」と言ってくれたんです。

: 最初から限界を決めつけていたところに、先生が可能性を開いてくれたのですね。

N: はい。「頑張ったら行けるかも」という気持ちが少し湧いてきました。先生のあの引っ張りがなかったら、もしかしたら最初から上を目指そうとすらしていなかったかもしれないので、本当に感謝しています。

: 素晴らしいですね!実際に受験勉強を進める中で、壁にぶつかることはありませんでしたか?

N: 英語の長文ですね。レベル別の長文教材をやっていたのですが、レベル1〜3くらいまでは「俺でもできるな」と思っていたんですけど、MARCHレベルのレベル4や5になってから、全然思うようにいかなくなって。1〜2ヶ月くらい「まだ全然ダメだな」と壁を感じていました。でも、先生達からのアドバイスもあって、一度この教材を離れて英検の勉強に集中したんです。そのあとでもう一回長文に戻ってきたら、「あ、なんか意外といける」となって。英検の勉強がすごく生きたなと、自分の中で一つの転機になりました。

: 先生方の素直な助言を信じて行動し、英検という具体的な目標に挑戦したことが、最終的に英語の壁を壊すブレイクスルーになったのですね。

後輩へのメッセージをお願いします

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:受験を振り返って、これから合格を目指す後輩たちに向けてアドバイスや伝えたいメッセージはありますか?

N:まずは「人に頼ることが大事」と伝えたいです。僕は結構、悩んでもあんまり人に言えないタイプなんです。自分で解決しようとしちゃうんですけど、一人で考え込んでいるのは嫌なので、何かしら違う方法で「第三者」を使って解決するのが一番いいなと気づきました。例えば、みんなでご飯を食べている時に「みんな今こうなんだよね」っていう流れで、「自分もこうなんだよね」ととりあえずちょっと話題に出してみる。そうすると周りが意見をくれるので、それを手がかりに「こうすればいいのかな」と解決していきました。

:周りの環境や、先生方の存在をうまく頼っていったわけですね。

N:はい。プラスジムの面談でも、先生方に言えば「なんとなくこういうので悩んでるのかな」って分かってくれて、解決策を言ってくれたりします。それにプラスジムのいいところは、先生方がよく生徒を見てくれていることです。僕は自分から手を挙げて質問するのが得意じゃないので、近くに見回りに来てくれる先生たちが、ペンが止まっていると「悩んでる?」って声をかけてくれました。そのタイミングで質問できたので、わからないことをそのまま放置することがありませんでした。

:生徒の変化に先生方が気づいて歩み寄ってくれる環境が背中を押したのですね。行動面で意識していたことはありますか?

N:部活の経験と勉強は繋がっていると思っていました。バスケ部でも最初はスタメンじゃなかった時、みんながやってない時に自主練をしたり、先生がいない時も真面目にやったりしてスタメンを取れたんです。勉強も一緒で、みんなが喋っている時や先生が来ていない時、朝部活が始まる10分前とかに単語帳を見るような「細かい時間」にやることを意識していました。

:日頃のコツコツとした行動の積み重ねですね。

N:あとは、塾に「一番早く行くこと」を目標にしていました。当時すごいな思っていた先輩がいたんです。学校に知り合いがいて、やんちゃだけど頭がいいって話を聞いて「かっけえな」と思って(笑)。その先輩がほぼ一番に塾に来ていたので、この人と同じことはできなくても「早く行って勉強する」という真似なら自分にもできるんじゃないかと思って、とりあえず真似をしました。実際、ほとんど一番に行けましたし、先を越された時は「先を越された!」って刺激になっていました。

:憧れの先輩の姿を素直に真似して、行動に変えていったのが素晴らしいです。

N:もしできなくても、まずは真似をしてみて、そこから自分で改善していけばいいと思います。プラスジムの先生方は悩んだことには全部納得のいく回答をくれますし、真面目に考えすぎている時に「限界だと思ったら1日くらい置いて、もう一回やればいい。休憩も大事」と言ってくれたのも記憶に残っています。後輩の皆さんも、自分で限界を決めずに、先生方を頼りながらコツコツとやれることを続けていってほしいです。

:実体験に基づいた、重みのあるメッセージをありがとうございます!

生徒から講師へ

: 受験を終えたあと、今度は講師としてプラスジムに残ってくれましたね。なぜ働いてみようと思ったのですか?

N: 働いてみたい気持ちはありましたが、塾となると周りは頭のいい人ばかりで「自分の学歴で大丈夫かな」と、踏み出すことができませんでした。でも、大学受験直後に経験した引っ越しのバイト環境が本当にきつくて……。歳の離れた社員の人がずっと文句ばかり言っていたり、ギスギスした雰囲気の中で12時間近く働いたりと、行くのが嫌になって辞めてしまったんです。自分は長くプラスジムに通っていてプラスジムの環境は知っていたので、改めて応募してみようと思いました。実際にプラスジムの研修を経て、歳の近い先生方はみんな優しく指導にも熱意があって「ここで自分も頑張りたい」と迷いがなくなりました。

: 他の職場を経験したからこそ、塾の温かさが身に染みたのですね。実際に講師として働き始めてからの手応えや目標はいかがですか?

N: 学力に関係なく、生徒から頼られている先輩講師の姿を見て安心しました。今は大学で教職の勉強をしているのですが、大学で習った指導法を実際の授業で実践したり、逆に塾で先輩たちから教わった指導法が、あとから大学の授業で「指導理論」として説明されたりすることもあります。現場での実践と大学での学びが繋がっていて、教職を目指す人には本当に良いことしかありません。将来の目標は、受験チームのリーダーになって、生徒たちだけでなく講師たちからも頼られる存在になることです。まずは今年、担当する生徒に「一番頑張れた」と自信を持ってもらえるよう全力で向き合いたいです。

: 実体験に基づいた、熱い想いと目標をありがとうございます。これからの講師としての挑戦も、心から応援しています!

N: ありがとうございます!生徒たちにも、一緒に働く講師たちにも信頼される存在になれるよう、これからもプラスジムで全力で頑張ります!