「國學院大學久我山中1」2016年2学期中間考査「数学ST」まとめ
2020年07月14日更新
11月に入り、急に朝晩が冷えてきましたが、みなさん風邪など引いていないでしょうか?
プラスジムでも、風邪でのお休みの電話や、教室内にマスク姿の生徒が一気に増えました。
まだまだこれから寒くなっていきます。健康には十分注意ください。
さて、個別指導プラスジム久我山教室は、名前の通り、京王井の頭線の久我山駅が最寄り駅になります。
そのため、同じく最寄り駅となる國學院大學久我山中学高等学校からも多くの生徒が通っています。
10月25日に2学期中間考査が終わり、通学しているみなさんはホッとひと段落しているところでしょうか?笑
今回は、「國學院大學久我山中学校1年生」2016年2学期中間考査『数学STクラス』を取り上げていきます。
解き直しはやっているかと思いますが、1か月後にすぐやってくる期末試験へむけての、「自分なりの試験対策=勉強スケジュール」は見つかりましたか?
間違った問題を解き直しただけでは、次回につなげることはできません。解き直しの本当の意図はどこをどれだけ勉強していたら、より点数が取れたのか?をきちんと知って、「テスト勉強のスタート日や時間配分を考査内容に合わせて決めていくこと」です。
とはいっても、まだまだ中学に入りたての中学1年生の皆さんにとっては、勉強についていくのもやっとで、とても自主勉強のスケジュールまで自分で作れないこともあるかと思います。
このページではそんな皆さんのお役に立てばと思い、國學院大學久我山中1 2016年2学期中間考査「数学ST」のポイント解説と期末に向けて、勉強の仕方を書いていきます。
次回考査への参考にしてください。
全体講評
システム数学1幾何編の「第2章 空間図形」が主な考査範囲でした。大問が4つありましたが、教科書レベルを一歩以上ひねった問題が多く、教科書のコラムにヒントが出ていたりとよく練られた良問が多い構成でした。
全体の構成
- 大問1 小問集合(1)~(7)主に多面体、立体を用いた問題
- 大問2 円を用いた平面図形の周の長さ・面積を求める問題
- 大問3 正二十面体の切断問題
- 大問4 立方体の切断問題
大問1については教科書の公式や基本事項をしっかり押さえられているかを見る問題でした。問題集のB問題からそのまま出ている問題もありましたね。ここは落とすのは後半を考えるともったいなかったです。
大問2は半円を重ねた図形が出てきました。うまく切り分けて求めていけば一つ一つは難しくはなかったですが、そこに気づくかどうか。
大問3は、立体のイメージが出来るかがポイントでした。正二十面体ってどんな形が頭の中ですぐに描けましたか?
大問4は問題集のB問題レベルを組み合わせたものでした。これもまた一つ一つの図形を立体的にきっちりイメージして切り分けるのが難しかったかもしれません。
問題のレベルと学習のポイント
システム数学1幾何編、およびその問題集にヒントはちりばめられていましたが、普段の勉強・復習量だけでなく、テスト勉強での「理解度の差」がそのまま点数に反映されるような内容でした。問題集とほぼ同じ内容の問題もありましたが、立体の頂点記号の位置がずれていたり、とどれも丸暗記だけの理解度だとテストが始まった時に「あれ?同じような問題をやったはずなのにわからない…」状況になってしまったと思います。問題集のBレベル・章末問題レベルをしっかりやっておく必要がありました。
問題の本質(=形や順番が変わっても、対応できる力)までの理解度があれば、50分という時間でも高得点が取れたのかな、と思います。平均点は65点程度と聞いているので、期末で更に上を目指すならば、中間と同じことをしていてはいけませんね。
では、期末考査で中間考査と同じことにならないようにはどうしたらいいか、を書いていきます。すぐにすべてを実践することは難しいかもしれませんが、とても大事なことです。自分なりの点数を取るための勉強法が固まっていない人は、ぜひ参考にしてください。(なお、一般クラスの解説ものちに記事にしたいと思っていますので、該当の方はそちらを参考にしてもらえれば、と思います。)
2学期期末考査で、さらに上の点数を取るためにやるべき「3ステップ」
ステップ1 「学校の授業内容をあとから見返したときに『自分の力だけで』理解できるようなノート作りをする!」
言わずもがなですが、勉強のスタートは教科書の内容&学校の先生が言った内容の理解から始まります。突然ですが、皆さんは、学校の授業についていけなかったときに「テスト前に復習するからいいや」とそのまま知らんぷりしていませんか?
もしくは、授業で扱った時は理解できていても、テスト前に復習するときに「あれ?この問題どうやるんだったけ?」となったことありませんか?
問題を見ると、テスト前に一度覚えたはずの教科書の内容を一から理解していくことほど、余計な時間はありません。それを防ぐためにテスト勉強を開始したときに、きちんと習った内容がすぐに思い出せるノート作りをしておくべきです。
プラスジムに勤めている東大の講師が言っていました。「授業中は、黒板に書かれたことよりも先生の口にした板書の説明、問題を解くポイントを、ひたすら書いていました。黒板の内容はみんな書き取っているのであとで見せてもらえることは簡単ですが、大事なことは板書に出てこない行間の説明です。」と。
結局、板書をただ写しているだけのノートはとてもキレイだけど、見直したときに自分の力で答えまでたどり着けないノートは、取っている意味がないのですね。問題集の解説を見たときに、答えがかかれているのに理解ができないことってありますよね。それと同じです。途中式はキレイでも、理解まで持っていくには途中式の間にある言葉を補っていくことが必要不可欠です。
なので、ステップ1としてのおすすめは
- 授業中は汚くてもひたすら、黒板以外の先生の言葉、自分で思いついたことも情報として書き残す。
- できればその日のうちに、ポイントを整理した自分が理解できるノートをもう1冊作る。
- その時、理解があいまいな部分は次の日に先生、もしくは友達に聞いて理解して
- それをその日のうちに再度ノートに自分の言葉にして書き込む
を毎回繰り返すことです。1~4までがセットです!
特に期末考査は副教科も合わせて、一科目に掛けることができる時間が限られてきます。
テスト勉強を始めるときに、基本部分にできるだけ時間を掛けない工夫をやってみてください。
ステップ2 「問題集を解く時は〇△✕で、理解度の分別を!」
先述しましたが、今回出てきた問題も大半はシステム数学問題集とよく似た問題でした。ただ、やり方や答えを丸暗記しても、数字や表現が変わるとついていけなくなる可能性があります。
「ここはこうだから、この形になる」といった風に、問題を解き、解説を見ながら自分の言葉を付け加えていきましょう。特に今回は図形中心だったので、その都度図形をノートに書きながら理解していくと、テストの時に頭の中でイメージが沸きやすかったと思います。
あいまいな理解、不十分な理解は禁物です。少しでも納得がいかないところがあれば、先生などに聞いてください。塾でも、授業時に自分から「ここをまず教えてほしい」と教材を持ってくる生徒ほど、点数が伸びている傾向があります。
おすすめは、問題集を解く時に、問題番号を〇△✕で区分けすること。高得点を狙うには、一度問題を解いただければ間違いなく不十分です。
〇…今の段階ですらすら解けている
△…答えを読むと納得はできるが、何も見ずにやっても解けなさそう
✕…答えを見てもわからない
一度間違った問題にはテキストに✕マークを付けるでも同じようなことを述べていますが
- 問題集を一通り解き、解説を読み、理解度別に印を問題番号につける (←考査の一週間前までに)
- 理解度△のみ、再度解く(解説を読まずに解けた問題は〇に変える)
- 2を解いても△が付く問題は、誰かに聞くなどして、理解できるようにする
- 再度2を繰り返す
とやっていくと、効率的に苦手箇所の勉強ができます。
△の問題すべてを先生に聞くのが難しくても、教科書や問題集に、解く手がかりはいっぱい隠れているはずです。今後のためにもなるべく自分で、探してみるようにしてください。
△がすべて〇に変わって、余裕があれば✕の問題にもチャレンジしてみましょう。その時には理解度△、〇に変わっているかもしれません。
ステップ3 「システム問題集はB問題の中の応用レベルまで十分に理解と解き直しを!」
教科書と問題集のA問題すべてに〇が付いても、平均点には厳しいかもしれません。中間考査はB問題中心の問題構成になっていたからです。時間が限られてきた場合は、B問題の理解度△を中心に、繰り返しやりましょう。やり方は、ステップ2と同じです。
~更なる高得点を目指すために~
おまけステップ4 「教科書のコラム・問題集の考え方 まで読んでおくといいかも」
今回だと、立体の切り口の形のコラムなどは覚えておくと、役に立ったりしました。
大変、長い文章になってしまいましたが国学院久我山中学校1年生はぜひ、実践してみて下さい。
次回の国学院久我山の定期考査は「12月9日(金)~14日(水)」です。
国学院久我山中の他の科目や、自分の学校の科目の講評希望がありましたら、問合せ下さい。
出来る限り、対応していきます!