Vol.107 ガクチカってなんだ?
2020年07月14日更新
完全にボランティアですが、大学生の就職活動のお手伝いをかれこれ15年近く行ってきました。
スタッフには就活生もいますし、大学で指導させていただくこともあります。
今年も、最初から最後までフォローアップを行った学生がいます。
エントリーシートの添削などで100通近くはメールのやり取りがあったのではないかと思います。
大変と言えば大変なのですが、それだけの時間をかけて取り組む価値がこの活動にはあります。
長期間、このように学生と深く関わり続けることで未来が見えるようになってくるのです。
変わるもの、変わらないもの。
あのときの選択は正しかったのか?間違っていたのか?
若者の人生の決断に深く関わったからこそ、時間が経ってわかることがたくさんあります。
この経験が教育業に関わる私にとって、とても貴重な財産となっています。中学や高校の先生よりもプラスジムが進路指導に自信を持っているのもこれがあるからです。
まだお子様が中学生や高校生だと聞いたことのない言葉なのではないかと思うのですが、数年前から、就職活動を行う学生の間で共通語となりつつある言葉があります。
それが「ガクチカ」です。
意味がわからないという方は検索して調べてみてください。
優良企業の内定が獲れるかどうかは、どれだけ良い「ガクチカ」を持っているかどうかになってきていると言っても過言ではありません。
(就活そのものや、そういった進路を選択することの是非はひとまず横において書いています)
受験生にとっての偏差値のようなものです。
自らの進路を考えるのに良い方法があります。
それは「進路の先の先を想像する」ということです。
どういうことかというと、中学生は高校受験でなく大学受験のことまで考えてみる、調べてみる※。
(※自らの進路について問題意識を持っていることが前提条件)
高校生は自分が就職活動をしている姿を想像してみる。
高校が人生のゴールではないし、大学が人生のゴールでもありません。
それらは、その先にある自分の希望する未来をつかみ取るための道中に過ぎないのです。
「三手先」となると遠すぎてイメージが湧きません。まずは、「二手先」まで想定して動けていれば充分ですし、実際にそれが出来ている人もほとんどいないです。
ちなみに社会人であれば、2ランク上の役職の人の心理を想像して働くようにすると、目線の高さとしてはちょうど良いですね。
「ガクチカ」とはなにか?
いま、キミが高校生であるならば、今から興味関心を持って調べておくことをお勧めします。