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Vol.112 機会と信頼

Vol.112 機会と信頼


2019年07月16日投稿
2019年09月18日更新



リクルート創業者である江副浩正氏が残した有名な言葉に、

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」

というものがあります。
日本の恵まれた家庭に生まれた子どもたちにとっては、受験「機会」というのはあって当たり前のものであり、それが先人の多大な労力の積み重ねがあって手にすることのできた「機会」であることはイメージが出来ないものです。
しかし、広い世界に出ると事情は一変します。
「機会」は平等に振り分けられているものなどでは全くありません。
例えばどこかの会社に勤めるのであれば、「機会」は上層から配分されます。「誰を抜擢するのか」という人事は最もイメージがしやすいですが、細かいことで言えば「大切な会議に呼ばれるかどうか」など、色々あります。
ところが、「機会」があることが当たり前と思って育った人間は「機会」を創出したり獲得したりという観点になかなか思いいたりません。
そして「機会」がないことで不利益を受けている側の人間が積極的に動き出すことも稀です。
なぜなら、機会損失に気づいていないからです。
「機会」というのは、多くの場合、それを手にして初めて「機会」と認識できるという性質があります。そもそも外から見ているだけの人には「単に面倒なこと」に見えている場合も多い。
例えば、学校で参加人数限定の特別な講習があったとして、参加していない生徒にその価値はわからないですよね。
価値がわからない人にとってそれは「機会」ではなく「単に面倒なこと」に過ぎません。

では、どのような人間が「機会」を獲得できるのか?
「変化に敏感になる」、「積極性を示す」、「希少な人材になる」など色々ありますが、根本的なところで最も大事なのはその人に対する「信頼」があることです。
成績や学歴によって一定以上の能力があることを示す「信用」は得られるかもしれませんが、それよりも大事なのは、その人なら任せて大丈夫という「信頼」。

「信頼」は当たり前のことを正しく積み重ねながら、時間をかけて獲得していくものです。
プラスジムでは「人の話を聴く」「時間を守る」のように、「人としての当たり前の基本動作」を生徒も講師もしつこく指導されます。
こうした当たり前が出来ていないことから生じる機会損失、その損失がその生徒の人生にもたらさない・・・・・・影響は計り知れないと考えているからです。