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Vol.139 ノートにはこだわらなくていい

Vol.139 ノートにはこだわらなくていい



2020年02月04日投稿
2020年02月04日更新




ノート作りにこだわりを持つ生徒がいます。
地図を描いてみたり、実験の図を描いてみたり、色ペンで文字を装飾してみたり。
そのままお店に売れるのではないかというような、凝りに凝ったノートもたまに目にします。
しかし、実はそのノートが試験の点数が伸び悩んでいる原因になっているかもしれません。
美的センスを磨く訓練にはなっているかもしれませんが、手間暇かけたノートを作成しても試験の点数は伸びないです。成績の良い生徒のノートは「合理性」という意味で「美しい」ですが、過剰な図や装飾はほとんどないものです。
シンプルで「美しい」ことが、成績を伸ばすためには理想的なのです。

Vol.020 圧倒的に伸びる「勉強の仕方」は見た目も美しい

なぜ、そんなにノート作りに一生懸命になってしまうのでしょうか?
理由は簡単です。
過去にそのことで誰かから「ほめられた」からです。
小学生のときに児童が一生懸命に素晴らしいノートを仕上げてきたとしたら、学校の先生はそれはそれは大げさにほめると思います。
お父さん、お母さんもそんな子どものノートを見て悪い気はしないでしょう。
「一生懸命にやったね!すごいね!」と声をかけると思います。
中学校では提出物に「ノート」を課すことも多いです。例えば、A~Cランクで評価がつけられているとしたら、美しいノートには「A」ランクがつきます。これも生徒の行動をミスリードしてしまう要因の一つです。「A」ランクを取るためにがんばることは良いことだとは思いますが、凝ったノート作りを試験前に行うのだけは止めてください。試験で点数が取れないけれどもノート評価では「A」がつく、といったようなことになると生徒はますますそうしたノート作りに励むようになります。学校の先生には、ぜひとも定期試験とノート提出のタイミングはずらしてもらいたいと思っています。

試験直前期、点数を伸ばすための勉強は「問題演習」が基本であり、ノート作りではありません。
一部の生徒にとって、趣向を凝らしたノート作りが試験に対する逃避行動になっています。
必要以上にノートをキレイに書いている時間は勉強ではなく趣味の時間のようなものですが、そうやって「試験勉強をしている気持ち」になっているだけなのです。
試験前にずっと机の前に座って勉強していたのに点数が今一つ・・、といったようなことがあったとき、何をしていたかを具体的に聞くとノート作りであることは多いものです。適切な行動でないことは明らかなのですが、本人なりのこだわりを持ってやっていることなので、ご両親がそれを批判しても反発されるのは目に見えています。
そういう行動が見られた場合は、塾の先生のような外部のプロフェショナルに指摘してもらうのが一番でしょう。
個別指導塾では、講師にノートへの直接の書き込みを依頼することをおススメします。
ノートを適度に汚してもらうことで、趣味のノート作りに陥らない効果が期待できます。
ノートは芸術作品ではなく、成績を伸ばすための「道具」です。


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