第6回「全員参加授業『クラス会』をのぞいてみた!前編」
2021年05月19日更新
第6回はプラスジムの都立受験コース生が全員参加している「クラス会」をテーマに取り上げます。
おもに理科・社会の対策を行う授業なのですが、プラスジムならではの工夫がいたるところに散りばめられています。今回はそのうち木曜日の内容を取り上げます。
第6期都立受験コースのクラス会は「TTT(さんてぃー)会」とも呼ばれています。
(都立受験コースではSSS会(第2期)・KKK会(第3期)・LLL会(第4期)・JJJ会(第5期)と、集団授業にアルファベットを3つ重ねた名前をつけることが伝統になっています。)
どの生徒も週に2回クラス会に参加することになっており、今年は生徒の予定に合わせて月曜日(火曜日)と木曜日にそれぞれ行われています。
各曜日役割があり、大きく分けると
- 木曜日:TTTテストの実施+宿題・日記のチェック
- 月(火)曜日:TTTテストの直し
となっています。
クラス会(木曜日)の内容
TTTテスト
クラス会では、いわゆる黒板を使って先生が1つ1つの分野を全体講義する、という形はとりません。
現在は1、2年生の復習になるのですが、生徒にはあらかじめ毎回のテスト範囲が渡されており、生徒は自分でテスト勉強の計画を立て、主体的に勉強を進めます。
プラスジムが大切にしているのは「勉強力」です。
どれだけ科目の知識を増やしたとしても、勉強力が弱いと成績は伸び悩みます。勉強力を伸ばすという観点から、クラス会は授業設計されています。
勉強力の向上はあらゆる科目の成績向上につながります。
クラス会の本当の目的は、理科・社会の勉強、ではなく生徒の勉強力を鍛えることなのです。
宿題ノートのチェック
そのため、正しい勉強法ができているかをとても重視します。
正しい勉強法とは、成果につながりやすい勉強法のことです。
生徒に毎週出している宿題を木曜日に回収するのですが、各担当講師が1ページ1ページ細かくチェックを入れます。
プラスジム独自のノートルールをしっかり守っているか、正しく丸付けができているか(間違いを丸にしていないか、漢字のミスはないか、など)、同様のミスが繰り返されていないか、などを1つ1つ確認していきます。
ノートを工夫することで、復習の質を一気に高めることができるようになります。
すべてにチェックを入れたノートは授業中に生徒に返されます。
加えて、返却時は必ず具体的な次につながる改善点(次からはこうしよう)を生徒に伝えていきます。
生徒は受けたアドバイスに従って、また次のテスト範囲に向けた勉強を進めるという流れ。
ノート以外にも生徒から預かった提出物はほとんどがその日中に返却されるのですが、改善点を伝えるタイミングが早ければ早いほど、正しい勉強法が身につくスピードも上がります。
こうして絶えず改善を続け、夏を終えるまでには正しい勉強法が身につく仕組みとなっているのです。
日記のチェック
もう1つの工夫が日記の提出です。
1週間の勉強の様子が可視化できるよう、生徒には毎日の勉強時間とその内容を日記に記録するように指導しています。
担当講師は宿題のノートチェック同様、1週間の時間の使い方も確認して生徒にアドバイスをします。
特に勉強時間がゼロの日がないように声をかけ、土日を有効活用できているかも1人1人細かく見ます。
勉強の優先順位がうまくつけられていない生徒に「この日にこの宿題をやろう」と指定することも少なくありません。
以上が、木曜日のクラス会の内容でした。受験生になりたての生徒たちに、1学期はできる限りたくさんの勉強のアドバイスを行っていきます。
次回は月(火)曜日のクラス会についてです。