第38回「いよいよ本番!都立入試当日に向けた準備マニュアル」
2021年02月17日更新
都立一般入試まで1週間を切りました。
ということで、今回は当日までにすべきこと・必要な持ち物・心の準備について、記事にまとめました。
新型コロナの影響で、例年とは異なる部分もかなりあります。
受験生の皆さん、最終確認としてぜひご一読ください!
当日までの過ごし方
当日までにやるべきことは、以下の3つです。
①会場の下見
今年度は学校見学もオンライン開催が多く、受験校へ足を運ばずにここまできたという人もいるかもしれません。
そういう人も、当日までに一度は必ず受験校まで足を運びましょう。
今年度は例年とは違って、公共交通機関の利用が推奨されていません。
やむを得ず使う場合は、空いているルートを調べたり、吊り革に捕まらない等のルールを考えたりというような感染対策を講じると良いでしょう。
車で送迎してもらう人も、道の混み具合や乗り降りする場所などを確認しておくと安心です。
②当日の流れのシミュレーション
一連の流れをしっかりイメージしておくことは、当日に余裕を持った行動ができるようになるという点で非常に重要です。
今年度は特に、休み時間が30分に延びたり、トイレが誘導制になっていたりとイレギュラーなところがたくさんあります。
都教育委員会の公式案内は、 から確認できます。
これらも参照しつつ、自分にとってベストな過ごし方を考えておきましょう。
③規則正しい生活を送る
当たり前のことですが学校には毎日通うもの。
家で自分の勉強をしたい気持ちも理解できますが、当日実力を発揮するカギとなるのは、普段通りの生活リズムを保つことです。
受験会場と似た環境が整っている「学校」という場を、ぜひ最後までフル活用してみてください。
ちなみにプラスジム生たちは、今までと全く同じ時間割で最後の週も前日まできっちり塾で授業があります。
また夜更かしも厳禁。本番当日を想定して早寝早起きのリズムを作りましょう。
当日の持ち物
入試当日の持ち物を、カテゴリ別に紹介します。
・必ず持っていく持ち物
受験票
筆記用具(コンパス・定規含む)
昼食
上履き(指示があれば)
時計
自分の時計があると、いつでも時間を確認できて便利です。持っていく際は、音が鳴らないかの確認をしておきましょう。
・感染対策関連
マスク
教育委員会から予備も持参するように、という案内がされています。ケースに入れる、個包装タイプを選ぶなど工夫して持っていきましょう。
ハンカチ
今回は、どの学校もトイレのハンドドライヤー(エアータオル)が使用できません。忘れず持っていきましょう。
防寒具(カイロ等)
換気が頻繁に行われるので、例年以上に寒く感じやすいことが予想されます。トイレが誘導制なこともあり、なるべく行く回数を減らしたいところ。特に、足元を温める工夫があるとgood!
・休み時間用
一口おやつ(チョコレートなど)
短い休み時間中に糖分補給できるものがあると良いでしょう。眠くならないよう、食べ過ぎには要注意!
勉強道具
自分が書いた跡が残っているものがおすすめです。試験直前の勉強は知識を詰め込むというより、努力の形跡を確かめ、自分を奮い立たせるためのものであるという意識をもちましょう。
メンタルに関するアドバイス
本番がすぐそこに迫る中、どのような気持ちで臨むのがベストなのでしょうか。
宮武先生、教えてください!
多くの中3生にとって、高校受験は未経験の大勝負。
誰もが何らかの不安を感じていると思います。
そのような中でベストを尽くすために、意識して欲しいことが3つあります。
1つ目は、不安の種をできるだけ具体的なことばにすること。
「点数が足りない」という不安は漠然としすぎていて、手の打ちようがありません。
「理科が下降気味だから」「国語が安定しないから」というように、まずは不安をより具体性のあるところまで落とし込みましょう。
原因がわかっただけでも、少し気持ちが落ち着くはずです。
それができたら、その不安が「今から手を打って正解な不安」なのかよく考えましょう。
この時期、優先順位の低い課題は潔く諦めるという決断も非常に重要です。
2つ目は、他の人と比べないということ。
例年、友達と比べて劣等感を感じる人、私立・推薦入試で決まった友達に取り残されたような気分になる人がたくさんいます。
そうした焦りがあるまま本番に臨むと、思わぬミスにつながるので危険です。
周りの友達とは元々のゴールが違います。焦る必要は全くありません。
自分は自分と割り切って、目標に向かって最後まで走り抜きましょう!
3つ目は、周りの頼れる人に進んで相談すべきということ。
皆さんはこの1年、今までにないくらいたくさん勉強してきました。
たとえ上手くいかなくても、自分自身の価値が下がるわけではありません。
家族、塾・学校の先生…。皆さんの努力を認めてくれる人は必ず近くにいます。
自分のことを誰よりも知っていて声をかけてくれる人の存在を、ぜひ大切にしてください。
いよいよ次の日曜が一般入試本番です。
受験生の皆さんの健闘を心よりお祈りしています!