Vol.114 受験生の夏休み、これをやると上手くいく
2020年07月14日更新
夏休み本番。
どこかの塾・予備校で勉強をがんばっている中学生や高校生も多いことでしょう。
あるいは学校の夏期講習に参加している生徒もいるかと思います。
質問ですが、いま通っているところには自習できる環境はありますか?
その自習できる環境は警備員さんとかではなく、先生が運営管理されていますか?
その自習室は午前中から開いていますか?
「すべて、そうなっています!」と言うあなたが受験生なら、最高の夏休みの過ごし方があります。
これを実行すれば、悔いを残さない受験にできる確率が飛躍的に高くなります。
しかも、やることは超簡単。
誰にでも挑戦できて、1秒で覚えられて、決して忘れることはありません。
なにをすればいいかと言うと、夏休みは毎日「一番」早く自習室に行くことです。
夏休みは生活管理が勝負の分かれ道。
たくさんの生徒が夜遅くまでゲームをしてみたり、その反動で正午まで寝てしまったりといった調子で生活リズムが乱れに乱れます。特に最近は共働き世帯が多いですから、ご両親の不在をいいことに、お昼間の時間は好き放題になってしまっている子もいます。
受験生だからと言って、長年染みついた習慣を変えられるほど人間は強くありません。
そんな夏休みの生活に一定の規律があったとしたら、もうそれだけでまわりの生徒を1歩も2歩もリードすることができます。
その良いリズムを作るために、自習室の開室時間を利用するのです。
そのため、習慣にしなければ意味はなく、継続が最も大事であることは言うまでもありません。
しかし、この習慣の本当のメリットはこのことではないのです。
突然ですが、以下の質問に答えてみてください。
日本で二番目に高い山は何ですか?
一番高い山は誰でも答えられると思いますが、二番目以下となると認知度は一気に下がります。
(1位:富士山、2位:北岳、3位:奥穂高岳)
何が言いたいのかというと、自習室に「一番」先に入ることに意味があるということです。
「印象の強さ」という点において、「一番」とそれ以下には大きな違いがあるからです。
毎日毎日、自習室に「一番」に来て、なにが起きるのかというとそこにいる先生たちに印象を強く残せるようになります。
愛情や関心に格差がでないように我々教師は心がけてはいますが、それでも仮に毎日「一番」に自習室に来る生徒がいたとしたら、やはりどうしたって目立ちます。
わかっていても大人は誰も口にしませんが、学校や塾において、先生にたくさん関心を持ってもらうほど得なことはありません。
成績「一番」にはすぐにはなれなくても、入室「一番」になら、心がけ次第で誰にでもなれます。
だまされたと思って、ぜひ実践してみてください。