Vol.171 2期連続達成!平均偏差値10アップ
2020年09月15日更新
都立受験コースは「偏差値を10伸ばす!」を目標にしています。
声を大にして言いたいのですが、偏差値を10伸ばすのは簡単なことではありません。
受験生が受験生並みの努力をしたとして、偏差値の伸びはやっとプラスゼロ。
偏差値65の生徒が次の模試で偏差値65だったのであれば、その間、偏差値65レベルの努力ができたということなのです。
特別なことをしなければ、偏差値は伸びなくて普通なのです。
この普通でないことに挑戦しているのが都立受験コースです。
昨年は高校受験生33名の平均偏差値が5月→8月で11.2伸びました。
そして今年は、昨年をさらに上回る結果が出ました。
コロナ禍の中で、それを実現した裏側には並々ならぬ現場の講師たちの苦労があるのです。
先日のインタビューから、その一例をご紹介させていただきます。
第15回「都立受験チーム座談会①〜8月Vもぎの手応えやいかに…!?〜」
例えば、岩下先生の以下の発言。
「(数学の)大問1で、9問中5問が正答率100%」
この5問に関しては、中学3年生全員が計算ミスをしなかったのです。
30名以上いますから、30人×5問=150で、150/150の正解率だったということです。
プラスジムの受験生は、成績平均レベルの生徒たちです。
通知表で言えば、オール3が最も多い。
偏差値60以上の生徒たちのための塾ならわかりますが、そうではない塾でこうした結果を出せるところは少ないと思います。5月偏差値40未満の生徒もたくさんいる中での結果ですから。
では、それをどのように実現したのか。
結論から言うと、個別指導と集団授業の両方で大問1(基本問題)の指導を行いました。
問題の「解き方」を習うのが個別指導、計算ミスをしないための「考え方」を学ぶのが集団指導、「演習量」をこなすのが宿題、といったイメージです。
ここは死守しなければならないということを、試験中、どの生徒もしっかり意識できていました。
近藤先生の発言も取り上げてみます。
気をつけて読まなければ読み流してしまうくらいにさらりと言っています。
「満点もおそらく2人いるはずです。」
このインタビューが行われた時点では、模試成績データ表はもちろんのこと、模試の「解答と解説」すら手元にない状態です。
それなのになぜこうしたことが言えるのでしょうか。
おわかりだと思いますが、すでに近藤先生は全生徒の社会の点数を把握しているのです。
さらに言うと、全員の塾内偏差値まで計算して算出しています。
採点を行うためには採点用の「解答」が必要です。
これも講師が当日中に作成しています、もちろん自力で解いて。
そして、この点数は生徒本人も試験当日中に把握することになります。
生徒は自己採点が出来るように問題用紙に自分の解答を書き込みながら模試を受験しているのです。こんなことは教えなければ、自分からは出来るようにはなりません。
生徒は当日中に全科目の「解き直し」をして、疑問点を解消してから家に帰ります。
これは「即時フィードバック」と言って、非常に学習効果の高いやり方です。
模試が返却されてからでは、中学生の復習タイミングとしては遅すぎると私たちは考えています。
勉強力の弱い生徒ほど、鉄は熱いうちに打つことが大事です。
そして近藤先生、さらりと言ってのけていますが、満点って全国1位ですからね(笑)
今回の模試で100点は偏差値換算で75でした。
この2人の3か月前の社会の偏差値を平均するとちょうど55になります。
たった3か月で模試1位は、夢がありますよね。
もちろん、それを達成するのは楽な道のりではありません。
例えば、8月。
プラスジムの高校受験生が夏休みにこなす勉強量は1日10時間。
誰にも負けない努力をできた生徒たちだからこそ、実現できる結果なのです。