
【高校受験生インタビュー】三鷹第三中学 K.Uさん
2025年4月29日更新
2025年度入試も多くの生徒が素晴らしい結果を残してくれました。
今回は、久我山教室より三鷹第三中学出身のK.Uくんにインタビューを行いました。
この春、第一志望である都立駒場高校に進学します。
スキマ時間の活用、正しい生活リズム、スマホの制限など、素晴らしい結果の背景には確かな理由がありました。ぜひご覧ください。
K.Uくん×中村先生
志望校を決めた経緯を教えてください
神宮先生(以下、じ):駒場高校、合格おめでとうございます!本当に素晴らしい結果ですね。まずは駒場高校に行こうと思った経緯を教えてもらえますか?
K.Uくん(以下、K):最初は石神井高校か駒場高校で考えていて、それ以上となるとサッカーがあんまりできなくなっちゃうし、校風が静かめな感じになって違うなって思って。
じ:なるほどなるほど。これは中村先生と相談して決めたの?
中村先生(以下、中):いや、自分が担当になった時には都立はほぼ駒場高校で決めていて、あとは都立私立で迷っている状況でした。
じ:私立はどこで迷っていましたか?
K:私立は、日大鶴ケ丘高校かあとは駒澤高校、それか実践高校を見ていました。
中:11月ごろは駒場高校よりも私立に傾いていたよね?
じ:そうだったんだ。その時の心境とか覚えている?
K:日大鶴ケ丘高校の練習に行ったときに、雰囲気がいいし練習も楽しそうだなって。駒場高校は練習がきつそうで、、
じ:なるほど。
K:でも勉強を考えたら駒場高校だし、あと日大鶴ケ丘高校に行くとすると特進になるから勉強できるのかなって。
じ:そうか、特進だと勉強できなくなる可能性もあるのか。
K:なんか特進合宿とサッカーの合宿がかぶるようで。
じ:なるほどね。
中:そういう感じで担当を受け持った時にはほぼほぼ駒場高校に気持ちが固まっていましたね。
一年間を振り返って勉強がきつかった時期はありますか?
じ:一年間を振り返って、一番きつかったことはなんですか?
K:意外と冬休み明けの1週間ぐらいがスイッチ入らなくて。
じ:あっ、そうだったんだ。
K:年末に帰省していて、少しは勉強をしていたんですが、戻ってきてからはなかなか勉強する気が湧きませんでした。なんか雰囲気に飲まれちゃって。
じ:年明け塾が開いてからはもちろん塾に来てくれるけど、身が入らないなみたいな感じ?
K:はい、なんか集中できないなって。いつもはもっと早くできていたのに、ずっとぐったりしているなって。
じ:そうだったんだ。中村先生はその時のこと覚えていますか?
中:はい、覚えています。ただ、集中力欠いていたとはいえやることはやっていたし、そこまで心配はしていませんでした。あの週とかはいきなり宿題の量を増やして、Kくんが出来うる最大の量を課していました。
じ:なるほど、正直そんなに出さないでーー、とか思っていた?
K:いや逆にありがたかったです。自分追い込まれないとやらないタイプなんで助かりました。
じ:さすがですね。合格するにはそれぐらいやらないとと思っていた訳だね。その素直さすごく良いね。
じ:何がきっかけでその状況から脱却できたのですか?
中:都立推薦の不合格がきっかけだよね?手ごたえも悪くなくて、合格したと思っていたんだよね?
K:そうなんです、受かったかもと思っていました。
中:受かるかもって思っていた入試で落ちちゃった、その時は目の色が確かに変わったなと感じましたね。そこ前後では気持ちの変化はあったんじゃないかなと思うけど、どう?
K:なんか、ちょっとヤバいなと思っていました。先輩とか見ていても受かるのが普通って思っていたから。割と落ちるんだなって。
中:落ちた日に、なんかヘラヘラしてたんですよ。周りも落ちていたんで大丈夫です、みたいなことを言っていたんですけど。ただKくんはこういう時にヘラヘラできる性格ではないので。
じ:あー、なるほど。
中:だから、絶対Kくんは傷ついているなって思って。でもそのあとの動きはね、だいぶ変わったよね。
じ:なるほど、目に見えて集中力とかが変わってきたり?
中:一番大きかったのは、自分の方から「宿題これをやりたいです、あれもやりたいです」と沢山言ってきてくれるようになりました。それまでも自分から言ってくることはありましたが、それが再加速したかなって思います。
じ:すごいですね。最後の方1カ月、勝負どころで努力できるっていうのはとても大切ですね。
サッカーも頑張りながらの夏休みの10時間勉強
じ:夏休みはどうだった?サッカーをやりながら10時間勉強をしていたと思うけど、その時はしんどくなかったですか?
K:確かにしんどかったです。公式戦シーズンだし合宿とかもあって、授業を休んだ分を取り返さないといけなくて。。あと友達が自習をしている間に自分だけ授業をしていて遅れている感じがして、ちょっと怠いなって。
じ:なるほどね。中村先生からみてもハードだなって印象でしたか?
中:そうですね。しかも他の生徒と比べても超えなきゃいけないハードルがとても高かったんですよ。5月の模試が偏差値53でしたから、偏差値を10上げるとなると偏差値63で。
じ:たしかにたしかに。
中:人よりも何倍も時間がないなかで、本当に努力して結果的に偏差値62まで上がったんだよね。9アップ。
じ:おー、9アップ。その忙しさの中で9アップはすごいね。
中:そのテスト今でも覚えているんですけど、国語だけ悪かったんです。
K:国語が本当にやばかったです。
中:いつものKくんなら絶対にやらないようなミスで大きく点数を落としていました。ただそれ以外は、確か数学は19ぐらい上がってたよね?
じ:偏差値19アップはやばいね。
中:理科は12上がっていて、社会は11アップ。国語が足引っ張ってトータルで9アップにとどまったっていう感じでしたね。偏差値10アップには届きませんでしたが、あの忙しさで9アップできたのは本当にすごいと思っています。
じ:Kくんなりに偏差値アップに向けて意識していたこととかあったりする?
K:勉強法とか、それまでも工夫するように意識していたので、そこで差がついたのかなと思います。あとは移動中とか宿舎でも、なんとか頑張って学校の課題を終わらせたりとか課題テストを終わらせたりとか、そういうことをしていました。
じ:なるほどね、すごいね。三鷹教室でも、同じようにサッカーを頑張りながら国立高校に合格した生徒がいるんだけども、出来る工夫を考え得る限り実行するという姿勢がやはり重要だなと感じました。
プラスジムの良いところを教えてください。
じ:話題を少し変えて、プラスジムの良いところを教えてください。
K:やっぱり先生との繋がりが深いところですね。
じ:ありがとうございます。どういうところで繋がりが深いなって感じますか?
K:面談とか、普段の自習のときに話しかけてくれたりとか。
じ:そうだよね。熱い先生が多いというか、生徒思いの先生達ばかりだから、良いところとして挙げてくれて本当にありがとう。
中:あと友達の存在も大きかったんじゃない?11月の期末テストかな、塾のTくんと一緒に2人でSくんを倒しにいくぞ、みたいな流れがあったよね。
K:ありましたね。いつもいい感じの点数だから行けると思ったけど、Sくんも高い点数をとってきてなかなか。
中:Sくんも絶対王者として頑張っていたから目標にはなったよね。
K:そうですね。あとTくんにも負けたくなかったので、終盤らへんは塾に早く来ることも意識していました。
中:そういう3人の関係は、本当に切磋琢磨の関係だったね。
じ:友達の存在は本当に大きいですよね。ダレている時の刺激になったり、道標になったりしますよね。
後輩に一言メッセージをお願いします。
じ:最後に後輩達に向けてメッセージをお願いします。
K:1つ目は生活リズムを崩さないでほしいなって。
じ:そういうの大事だよね。逆に周りをみていて、生活リズムが崩れちゃった友達とかいるの?
K:12時ぐらいに寝るのが普通みたいな友達もいるけど、結局授業中に寝ているし。
じ:あー、それはダメだね。
K:それって無駄だよなって思って。
じ:そうだよね。早く寝て、日中に集中して勉強するっていうのが一番効率がいいよね。
じ:他にも何かありますか?
K:スマホですね。スマホは週単位とか月単位で禁止にした方がいいと思います。自分が気づいていないだけで、意外と時間を無駄にしているっていうか。
じ:スマホは時間を奪うからね。
K:3年生になってタイマーの付いているボックスを親に買ってもらったんですよ。
じ:そういうのがあるんだ。
K:一日だけだとついつい気になっちゃうからあんまり意味なくて。一か月ぐらい触らないとスマホがない生活が当たり前になるんです。
じ:一か月も触らないんだ。
中:早く寝る習慣だったからスマホはいらなかったかもね。
K:一回サッカーで困った時もありましたが、まぁでもそれ以外は問題なかったです。
じ:それは本当にすごいね。スマホもね、他の人に取り上げられると逆に執着したりするからね。自分で触らない方がいいって判断して、そう実行できるところが素晴らしいですね。
じ:いやぁ本当に色々なことを教えてくれてありがとうございました。インタビューは以上になります。皆さまありがとうございました。
中:ありがとうございました!
K:ありがとうございました!