
Vol.187 2021謹賀新年
2021年01月05日更新
新年あけましておめでとうございます。
プラスジムは1月4日(月)より、通常通り開校しています。
新年開始早々、穏やかでないニュースが私の目に飛び込んできました。
テレビ朝日系列の報道でしたが、「1都3県対象に9日0時より緊急事態宣言を発出する方向で調整中」というものです。11時から首相会見があるということでしたので、出社時間を少し遅らせ、テレビで状況を確認することにしました。今回の緊急事態宣言は「限定的・集中的に」と言った表現が使われており、前回のように広範囲の活動自粛を求めるものにはならないかもしれません。
学校や学習塾が制限の対象とならなかった場合はこれまで通りの対面授業を継続します。
制限の対象となった場合においても、受験生の対面授業は継続させていただく予定です。
ここまで頑張ってやってきた受験生の学びのリズムを塾として止めるつもりはありません。
受験生にとっては1年の集大成となる最も重要な時期ですから、感染対策に最大限の配慮を行いながら、最後まで教室を開校するつもりです。自習の制限も行いません。
プラスジムの受験生と保護者様はその点に関してはご安心いただければと思います。
(もちろん、ご希望があればオンラインでの対応も承ります)
・・と本稿を書き進めていたところ、学校の休校要請は行われないことが発表されました。
学校が休校にならないのであれば、学習塾も休校する必要はないでしょう。
これまで通り、対面授業を継続させていただきます。
このように色々なことが流動的であり、先のことが読みにくい状況が昨年から続いています。
しかし、塾として行うべきことはそんなに難しいことではないと思っています。
大原則として、どんな状況下にあっても生徒たちの学びを止めないこと。
日々の教室運営では、基本的な感染対策をきちんと行うこと。
教室内で感染者が出たことが発覚した場合や、緊急事態宣言の発出時には保健所や政府の指示に従い、粛々と対応を行うこと。
その場合においては、スピードを何よりも重視し、1秒でも早く必要な手を打ち続けること。
生徒保護者様には、速やかに現状の報告や今後の方針の告知を行うこと。
その際は正確に事実を示すこと、その上で塾としての判断基準を明確に述べること。
そうした当たり前のことをきちんと行うだけです。
あとのことは確率論ですから、私個人の力ではどうすることも出来ません。
どうにもならないことに怯えて手を止めるのではなく、どうにかなることに対して行動していくことが大事です。コロナを言い訳にして貴重な1年を無駄にする気はありません。
2021年、塾として決めていることがいくつかあります。
①情報発信を積極的に行う
「塾選びは難しい」という記事にも書きましたが、この塾の価値観や教育方針をより多くの方に知っていただくことに時間を使うようにします。ブログなどで情報発信は行っていますが、トップ自らの言葉で伝えることが大切だと考えており、そのために説明会開催頻度を増やします。どれだけ良いことをしていても存在を知られていなければ、それはその人にとって存在しないのと同じことです。たくさんの方に私たちのことを知っていただくための1年とします。
②リニューアル
個別指導プラスジムは、2013年に講師1人生徒2人の80分個別指導の学習塾としてスタートしました。2016年に集団授業を併設した都立受験コースを設置し、2019年から高等部は40分マンツーマン型の個別指導に形態を変更させていただきました。2020年、コロナ禍によってオンライン授業へ転換する必要性が生じ、現中学部は映像授業+40分マンツーマン形式の個別指導になっています。コロナの脅威がいったん落ち着くタイミングで、これを解体します。
元の形式に戻すつもりはありません。これは以前から構想していたことではあるのですが、都立受験コースで成功している成績アップの「仕組み」を中学1年生や2年生にも転用し、新しいスタイルの学習塾へと転換を図るつもりでいます。新授業形態については、すでに試験運用開始しており、あとはいくつかの実務的な手順をクリアするだけです。都立受験コースで5年かけて培ってきた成績を伸ばす「仕組み」を用い、塾生全員の定期試験成績向上を実現していきます。
③生徒とのコミュニケーションを強化する
2020年は講師が対面で指導することの意味があらためて問われた1年でした。
勉強に対して本気の生徒であれば授業だけで成績は伸びます。
しかし、勉強に対する姿勢が不安定なのがごく普通の中学生や高校生の姿です。
そんな彼らに、勉強に対して前向きな気持ちを持たせたり、精神的な落ち着きを取り戻したりする役割は、人にしか果たせない役割として今後ますます重要になってくるものと考えています。
実際、年末保護者様アンケートの調査結果では、塾選びで重要視されていること第1位が「子供のやる気を引き出してくれること」となっており、私の主張の裏付けにもなっています。
そうした理由により、生徒講師間のコミュニケーションをさらに強化していくことにしました。
採用基準、講師育成基準も一新し、「コミュニケーション能力」を最重要視するものとします。
それぞれ、これまで目指してきた方向性と変わるものではありませんが、その動きをさらに加速し、プラスジムの個性をより具体的なかたちで強化していくための1年とします。
ここでしかできない体験、ここでしか実現できない成長、ここでしか出会えない先生、にとことんまでこだわり抜き、日本で唯一無二の教育体験を創出できる学習塾になります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。