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Vol.087 人生に失敗がないと人生を失敗する

Vol.087 人生に失敗がないと人生を失敗する


2019年01月15日投稿
2019年01月15日更新



1/12(土)、1/13(日)と、関西の大学でみっちり二日間、大学3年生の就活に向けた面接指導をしてきました。
そこでは企業の採用担当者の気持ちになって、数十人の学生の自己PRを聞くことになります。
面接官に伝わるエピソードには共通点があります。
その話の構造をまとめると以下のようなものです。
二人の学生の自己PRをミックスしましたが、個別のエピソードは事実に基づいています。

1:失敗や挫折経験
中学受験に失敗し、とても悲しい思いをした。

2:気づき
自分が中学受験に失敗した理由は、「計画性がない」ことと「嫌なことを後回しにする性格」のせいであると気づいた。

3:修正された行動や習慣
それから私は、嫌なことが後回しにならない計画を立てるようにし、計画実行を最優先に考えて勉強をするようにしてきた。
正直、嫌になることもあるが、受験に落ちたときの悲しい気持ちを思い出して、そうならないようにがんばった。

4:成功体験
大学に合格した。
それだけではなく、いまは大学から返金不要の奨学金ももらっている。

これは面接における、鉄板の自己PRの構造です。
「失敗や挫折経験→気づき→修正された行動や習慣→成功体験」の順にエピソードを埋めていくことで、相手に「伝わりやすい」面接用の自己PR文章を作成することが可能です。
なぜ、これが面接官の心に刺さるのでしょうか?
理由は簡単です。
何かを一生懸命に成し遂げようとすれば必ず、「失敗」や「挫折」がその先には待っているから。
そのときに逃げ出さずにがんばれる生徒(学生)かどうか。
これは大半の面接官が一番知りたいことです。
当然、乗り越えてきた「失敗」や「挫折」が大きければ大きいほど、評価は高くなります。
ちなみに「失敗」は物事に挑戦してそれが上手くいかなかった事実を指し、「挫折」は何らかの理由により自分の心が折れてしまった状態を指します。

「人生に失敗がないと人生を失敗する」とは、齋藤茂吉の長男で精神科医をされていた齋藤茂太さん(故人)の言葉です。
こう考えると「失敗」もまた愛すべきものに思えてきます。
実利的な面で考えても、「失敗」や「挫折」経験が少ないと将来の就職活動の面接で不利です。
まだ若い中学生や高校生は、必要以上に「失敗」をおそれないようにしてください。
ただし、最初からがんばらないのは「失敗」でも「挫折」でもなんでもないので、その点は間違えないように(笑)

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