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【模試比較】Vもぎ・Wもぎ・駿台模試・SAPIXの特徴は?偏差値の違いは?
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【模試比較】Vもぎ・Wもぎ・駿台模試・SAPIXの特徴は?偏差値の違いは?



2020年08月22日投稿
2020年11月24日更新


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以前、VもぎとWもぎの違いや特徴についての記事を書きました。
今では「Vもぎ」や「Wもぎ」で検索すると公式ページの次に表示されるようになり、たくさんの人に見ていただいている記事となっています。

受験する人数が多い模試は、VもぎとWもぎであることは間違いないのですが、志望する都立高校によっては実は、上記2つの模試以外にも名前が挙がる公開模試があります。

今回は続編として、都立高校受験でよく受けられている模試として、 中3駿台高校受験公開テスト(駿台模試)とサピックスオープン(SAPIX公開模試) を取り上げ、比較していきます。

また、上記4つの模試はどのような差があるのか。
各模試の偏差値の違いについても見ていきます。

(記事更新時点(2020年8月21日)の情報です)

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VもぎとWもぎについて

まずは定番のVもぎ、Wもぎについて。
東京都内の高校受験生であれば一度は名前を聞いたことがあるでしょう。都立高校を目指す大半の中学生が、一度はどちらかの模試を受けているはずです。

詳細は、以前書いた記事をお読みください。


駿台模試とSAPIX模試について

中3駿台高校受験公開テスト(駿台模試)

 中3駿台高校受験公開テスト(駿台模試)は駿台(駿台テストセンター)さんが実施している会場型模試 になります。

北海道から九州まで全国各地の会場で実施されているテストで、国公私立難関高校を対象とした全国規模の模擬試験としては最大規模とのことです。
一番の特徴はそのテストを受ける受験生の学力。駿台中学部に通っている生徒はもちろん、全国から難関高校合格を目指す生徒が受験しています。

「駿台の偏差値は他の模試よりも低く出る」と言われますが、これはテストの母集団がハイレベルな受験生により構成されていることを意味します。難関高校合格を目指す全国のトップクラスの皆さんがテスト会場に集い、入試本番と同じ空気の中で受験することで、緊張に打ち勝ち実力を発揮する力を身につけています。

●受験料は、インターネットからの申込(個人)だと3科目受験が4,900円(税込)、3科目受験が5,300円(税込)です。

●会場:全国7地区の直営会場と6地区の提携会場で同一日時に開催。

●2020年度日程
8月以降、毎月1回ほど実施されています。

・プレ  :4/12 (日)
・第1回  :8/23(日)
・第2回  :9/22(祝火)
・第3回  :実施なし
・第4回  :10/25 (日)
・第5回  :11/23 (祝月)
・第6回  :12/13 (日)

※新型コロナウイルスの影響で中止・自宅受験になっている回もあります。
正確な情報は公式サイトを確認してください。


サピックスオープン(SAPIX公開模試)

 サピックスオープン(SAPIX公開模試)はSAPIX中学部さんが実施している会場型模試 になります。

主にSAPIX生が受ける模試ですが、個人でも申込をすることができます。
SAPIXの公開模試の特徴として、ハイレベルな学校に合わせたレベル設定が挙げられます。
ウェブページにおいて、 模試レベルの目安が偏差値60以上となっており、受験する生徒も相応の上位高校を目指す生徒が中心 でしょう。

●受験料は、インターネットからの申込(個人)だと5科目または3科目で5,500円(税込)です。

●会場:SAPIX中学部各校舎で実施。

●2020年度日程
5月から定期的に4回行われています。

・第1回  :05/17(日)
・第2回  :07/05(日)
・第3回  :09/13(日)
・第4回  :11/03(火・祝)

※新型コロナウイルスの影響で中止・自宅受験になっている回もあります。
正確な情報は公式サイトを確認してください。


●サピックスオープン(SAPIX公開模試)以外にもサピックスチャレンジテスト(開成高、灘高、国立大附・難関私立・都県立トップ校など、最難関校を目指すための応用分野に踏み込んだ模試)や学校別入試プレ(筑駒、開成、慶應女子、慶應義塾、慶應志木、早大学院)などもあります。

VもぎやWもぎと比較して、中3駿台高校受験公開テスト(駿台模試)やサピックスオープン(SAPIX公開模試)は駿台やSAPIXに通っている生徒を中心とした、難関高校を目指す高校受験生向けに作られていることがわかりますね。双方ともに私国立の難関高校を目指す生徒が多く通っている塾です。

また問題形式は、一般的な都立入試のようなマークシート方式ではなく 主に記述問題 となっています。

都立難関高校を目指す生徒にオススメな理由

VもぎやWもぎにも都立難関高校(自校作成校(記述形式))向けの模試があり、塾での採用が多い分、塾からの案内で受けている人も多いでしょう。
しかし、都立自校作成校のなかでも特に上位高校を目指す生徒は、同時に駿台模試やサピックスオープンを勧められることもあると思います。

なぜでしょうか。
SAPIXさんのウェブページにわかりやすい解説が載っていましたので紹介します。

一般的な模試で算出される偏差値に比べて、SAPIXの偏差値は10から20程度低く出ます。例えば、開成高の合格ラインは、一般的には偏差値78前後とされていますが、SAPIXの偏差値では64。また、都立日比谷高の合格ラインが一般的に偏差値73前後なのに対して、SAPIXの偏差値では男子58、女子52が目安とされています。これはSAPIXの模試を受験する生徒層の学力が高いためです。

一般的な模試では、学力の高い生徒がグラフ右側にだんご状に固まってしまい、偏差値の差が出にくくなりますが、SAPIXの模試では、母集団自体のレベルが高いことにより、生徒ごとの偏差値の差がより明確に見えるようになるのです。

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 受験する生徒の学力レベルがある程度高めに偏っていることから、各高校の偏差値もよりわかりやすく差が付く 、ということですね。

例えばプラスジムで採用しているVもぎでは、自校作成Vもぎの偏差値判定の母集団は自校作成Vもぎを受けた生徒だけではなく、都立Vもぎを受けた生徒全員となっています。
つまり、算出される偏差値は中3駿台高校受験公開テスト(駿台模試)やサピックスオープン(SAPIX公開模試)と比較すると、「学力の高い生徒がグラフ右側にだんご状に固まってしまい、偏差値の差が出にくく」なっているとも言えます。

実際、Vもぎでは高い判定が出ていた高校が、駿台模試やサピックスオープンでは同じような判定が全く出ない、なんて話も聞くこともあります。

もちろん母集団が多いことによるメリットも多いですし、偏差値はあくまで目安=目標でしかありません。
しかし、日比谷高校や西高校、国立高校、戸山高校などを目指している生徒はVもぎやWもぎではなく、駿台模試やサピックスオープンも受けてもいいかもしれません。

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Vもぎ、Wもぎ、駿台、SAPIX、それぞれの偏差値のちがいは?

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インターネットで調べると、「○○模試は□□模試より偏差値が正確に出ない」「このサイトの偏差値一覧がもっとも信用できる!」などといった真偽不明の情報がたくさん出てきて混乱してしまいますよね?

実際のところ、目安偏差値は模試によってどれほど差が出ているのでしょうか。
参考になればと、公式情報として得られた各模試会社の出している目安偏差値を比較してみました。

偏差値比較表
ケース①日比谷高校 偏差値(男子) 偏差値(女子) 合格可能性
Vもぎ 70 68 60%ライン
Wもぎ 68 67 60%ライン
駿台 60.2 60.5 60%ライン
SAPIX 58 52 80%ライン
ケース②西高校 偏差値(男子) 偏差値(女子) 合格可能性
Vもぎ 68 66 60%ライン
Wもぎ 67 66 60%ライン
駿台 55.5 57 60%ライン
SAPIX 53 51 80%ライン
ケース③駒場高校 偏差値(男子) 偏差値(女子) 合格可能性
Vもぎ 60 60 60%ライン
Wもぎ 61 61 60%ライン
駿台
42.5(男女共通)
60%ライン
SAPIX 43 43 80%ライン

※参照情報
・Vもぎ(進学研究会):2021年度 東京都高校受験案内(2020.03.15現在)
・Wもぎ(新教育研究協会):2021年度 東京都高校受験案内(2020.03.15現在)
・駿台模試(駿台中学生テストセンター):2020年度 駿台中学生テスト参考資料(全国主要高校 合格ライン一覧表)(2020.08.21参照)
・サピックスオープン(SAPIX中学部):2020年受験 合格偏差値(2020.08.21参照)

例として、日比谷高校、西高校、駒場高校を取り上げてみましたが、どんな印象を持たれるでしょうか?

  1. ◆VもぎとWもぎの偏差値はほぼ似たり寄ったり
    学校によってVもぎのほうが高かったり、Wもぎのほうが高かったりバラバラですね。どちらも差異はないです。
  2. ◆駿台模試とSAPIXでも、受験者層が異なり偏差値に差が出ている
    ややこしくなってしまったのですが、SAPIXは80%合格基準偏差値表示です。例えば日比谷高校(男子)における駿台模試の80%合格基準偏差値は64.6。SAPIXのほうがより全体的に高レベルと言えるでしょう。
  3. ◆日比谷と西は実は差が大きい(男子)
    日比谷高校と西高校は地域が異なるだけで、ほぼ同じレベルの高校として認識している方も多いかと思います。実際Vもぎ・Wもぎの偏差値のズレは0~2程度です。しかし駿台模試やSAPIXだと例えば男子の差はともに5もあります。

こう比較してみると、SAPIXは特に私国立の最難関高校を目指す人が集まっている印象ですね。
都立高校の判定はどちらも出ますが(SAPIXは上位校の判定のみ)、都立高校第一優先で私立高校の一般受験は少し安全なところを、と考えている人は駿台模試のほうが適切と言えるでしょう。

まとめ

今回は、東京都立高校受験生が主に受けることができる4つの公開模擬試験を取り上げました。

色々な見方があるとは思いますが、正しいと言い切れるのは 「同じ模試を継続して受ける」こと でしょう。
4つの模試を交互に受けても偏差値に大きな開きがあり、自分の正しい立ち位置(偏差値推移など)がわかりません。

自分の受けた模試の偏差値と判定を信じて、引き続き勉強に打ち込んでください。



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