
第50回「受験コース修了生徒インタビュー第3弾!」
2022年03月23日更新

第50回も毎年恒例、先日第6期都立受験コースを修了した生徒へのインタビューです。
都立西高校に合格した彼は、どのような1年間を過ごしてきたのでしょうか。
たくみくん×上野先生
宮武先生(以下、宮):今日はインタビューありがとう。受験が終わって今の心境はどうですか?
たくみくん(以下、た):この一年間の努力が報われて、正直ほっとしています。
宮:そうだよね、模試のたびに結果にどきどきしていたもんね。
た:さっそく社会以外の課題が高校から出されたので、3月はそれを一生懸命やっています。
「植物を採集してデッサンする」といった課題も出ていて面白いです。
宮:なるほどね。そもそもどのように西高校を志望校にするようになったんだろう。
た:最初は、近い距離の学校を探していて。身近な高校だっただけで、最初は目標というより憧れくらいの感覚で、自分には関係のない学校と思っていました。
実際に意識しだしたのは12月の仮内申が出てからです。
上野先生(以下、上):1学期から比べて2学期内申点が素内申で6、換算だと10もアップしたんだよね。報告を聞いたとき「西狙える!」と思ったのを覚えている。
宮:1年間、都立受験コースで過ごしてきて、印象に残っていることはありますか?
た:やっぱり合宿ですね。特に夏合宿の時の北村先生の謎解きは、普段のプラスジムの授業とはまったく違うので、面白かったです。
宮:みんな合宿って言ってくれるよね。時間をかけて準備したかいがありました。逆にこの1年不安だったこととか、落ち込んだこととかってあったのかな?
た:冬前くらいの時期だと思うのですが、急に理科と社会を「これやっていて意味あるのかなぁ」と考えてしまった時期がありました。
自分では成績が伸びきってしまっていたと思っていて、逆に3科目は時間が足りないと焦っていたので、そっちに時間をかけたほうがいいのかなぁって。でも宿題は毎回出るので、正直モチベーションが落ちていました。
宮:ちなみにそれって、最後までそんな気持ちだったのかな?
た:しばらく経ってからですが、ほかのみんなもやっているし、先生が出してくれる課題には意味があると思い直すことができたので、ひきずらなかったです。
でほかのみんながどう頑張っているかがわかるのはよかったなと。それを見ながら自分も気を引き締め直すことができました。宮:この1年たくみくんを見ていて、どちらかというと感情的ではなく淡々と毎日課題をこなしてくれている印象だったけど、内側では色々な葛藤もあったんだね。お疲れ様でした。
担当だった上野先生にも話を聞いてみましょう。そもそもたくみくんの印象ってどうでしたか?
上:ずっと変わらなかった印象としては、すべてにおいて基本がしっかりしていることですね。宿題を期限通りに出すとか字をきれいに書くとか、一つ一つは当たり前なのかもしれませんが、それをすべてきっちりやってくれるしその基準も高い。
やってくれるという安心感や信頼があるから、こちらも宿題設定など彼を信じてたくさん出しましたね。
宮:毎年思いますが、当たり前って大事ですよね。
逆に、最初の印象と今の印象で変わったことってありますか?
上:きっちりやってくれるところはいまと一緒なのですが、夏前に担当するようになったときの第一印象は、出された課題や宿題以外のことは全然やっていなくてやる気がないのかな?、でしたね。やるスピードは早いので時間は余っていたのですが意欲が見えないことが気になっていました。
でも、夏に入って塾での滞在時間が一気に増えてからは、急に人が変わったみたいにプラスアルファもどんどん求めるようになって。
た:正直なところ、1学期は受験生としてどれくらい勉強やったらいいかもわかっていなかったし、今と比べるとやる気もなくて。だから上野先生の方から「こうしたほうがいいと思うからKSKに出してもいい?」とどんどん引っ張ってくれたのはありがたかったです。
宮:うんうん。確かに一学期、たくみくんは効率よく課題はやってくれているけどそれ以上の前向きな気持ちが芽生えていないから、どんな話や課題だったらやってくれるかな、ってよく先生の間で話していた(笑)。夏以降はそんなことはなくなったけどね。必要性を感じることができたら一生懸命に頑張ることができるのはえらいと思っています。
ほかにも上野先生の印象ってありますか?
た:特に印象に残っているのは、毎回ケアレスミスの数を記録したり、どうやったら防げるかを書いた紙を作ってくれたりしたことです。気を付けるポイントを意識するようになってからミスも一気に減りました。とても真面目な先生で、この1年間たくさん勉強のやり方の話をしてもらいました。
宮:勉強のやり方は高校に入っても活きてくるしよかったね!では都立受験コースのいいところ、オススメできるところって何かありますか?
た:色々あるのですが、授業の間の5分休憩の間に友達と自由に話してリフレッシュできるのはよかったです。メリハリもついたし、プラスジムで仲のいい友達もできました。あとは先ほどと同じなのですが、担当の先生と面談の時間があって、授業以外に自分の苦手や目標に合わせて宿題など設定してくれるのが受験コースならではだと思います。
宮:では来年の受験生に向けてメッセージをお願いできますか?
た:志望校を決めて、その高校に行ったときの自分をできるだけ具体的に想像できるようにするといいと思います。1年間勉強をしていると落ち込むときも苦しいときもあるけど、自分がその高校に入ったときのことをイメージすることで、モチベーションも上がるしなにより辛抱強く最後まで頑張れるかなと。
宮:ありがとう。上野先生からも合格が決まったたくみくんへ、メッセージをもらえますか?
上:そうですね、合格が決まってから面談(※受験終了後の3月もプラスジムには高校準備企画があり、ほとんどの生徒は塾に来て勉強を続けていて、面談も続いています)で、西高校に入った後のことをきいたけど、まだ何も決まっていないって言っていたよね。何も決まっていないからこそ、いい高校に行けたと思う。すでに高い目標や志のある友人もきっといると思うし、ぜひそういう人と仲良くなって、中学生までの自分では思いつかなかった新しい世界をこれから知ってほしいですね。ぜひ色々な部分で感化されていってください。

生徒インタビューは来週まで続きます。
次回もお楽しみに!