【高校レポート】武蔵野大学高等学校の塾向け説明会に行ってみた
2020年01月25日更新
高校説明会レポートシリーズです。
昨日、武蔵野大学高等学校の説明会にお邪魔してきました。
ユニークな教育を展開されている学校で非常に興味深いお話を色々お聞き出来ましたので、ほんの少しですが紹介していきます。
(正確には中学校もあるのですが、当塾のメインである高校受験の内容が中心です)
武蔵野大学高等学校って?
武蔵野大学中学校・高等学校は、西東京市にあり、中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校です。
約100年の歴史があり、2019年に武蔵野女子学院中学校・高等学校から武蔵野大学中学校・高校に変わりました。
それに伴って中学校が共学化、2020年に高校も共学化する、近年改革が続く学校のひとつです。
武蔵野大学高等学校の2020年度生徒募集は3つのコースに分かれます。
①本科コース(武蔵野大学を中心に幅広い進路を目指すコース)
②PBLインターナショナルコース(海外大学・国内国際系私立大学を目指す)
③ハイグレードコース(医学部・国公立大学・難関私立大学・海外大学を目指す)
PBLとはProject Based Learning(課題解決型学習)のことですね。
座学中心の受動的な学習ではなく、自ら問題を発見し解決する能力を養うことを目的とした授業のことを指します。近年アクティブラーニングの手法としても取り上げられています。
武蔵野大学の武蔵野キャンパスに併設されていて雰囲気は大学とよく似ています。
正門から校舎まで続く長い道にはイチョウの木が植えられていて、秋の季節は歩くのも楽しそうでした。
西武新宿線田無駅からは徒歩15分で行けるのですが、基本的な交通手段はバスがいいと思います。
吉祥寺駅や三鷹駅、武蔵境駅などから「武蔵野大学」行きバスが出ているのでわかりやすいですね。
武蔵野大学高等学校の惹かれたところ
とにかく、海外の最新手法を取り入れた教育環境構築を断行している学校です。
ほかの学校にはない魅力的な授業や施設がありました。
①とにかく日野田校長がすごい
世界を救う勇者になりたい人
自分の人生の舵を自分で握っていたい人
ぜひ本校に来てください。
こちらは、今年度の武蔵野大学高等学校パンフレットに載っている、日野田校長からのメッセージです。この言葉が、武蔵野大学高等学校の教育方針をしっかり表していると感じました。
2018年から現職の日野田校長は、全国の公立学校最年少(36歳)で大阪府立箕面高等学校の校長になり、海外トップ大学への合格者を多数出す学校にした方です。
(著書も出ています(なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか! ?))
日野田校長の略歴などは検索してもらうとすぐでてきますので割愛しますが、とにかく海外志向と人脈が広く、熱い方です。
多様性(Diversity)を認め、物事への取り組み方(Mindset)や哲学を重視した教育を一貫されています。
Socratic Method
Growth Mindset
Critical Thinking
Self Empowerment
FeedBack Mindset
Team Building
海外では当たり前になっている数々の思考や表現方法がキーワードとして出ていました。
【満員御礼 追加説明会開催】
武蔵野大学中高の学校説明会、満員のため、追加説明会を実施。
H29 100名 → H31 1200名(推定) https://t.co/AoTgUIc7zT— 日野田直彦 (@naohiko_hinoda) April 26, 2019
2年間で4月説明会の参加人数が12倍。
9月はさらに多くの関心を集めているようです。
これも日野田校長の求心力によるものでしょう。
②とにかく実践的なプログラムが魅力
チャレンジを合言葉に、意欲ある生徒が取り組むことができる教育機会が多くあるとのことでした。
MIT(マサチューセッツ工科大学)への海外研修、LAMと呼ばれる外部専門企業とタイアップしたリベラルアーツ(教養教育)授業など。
TOEIC・TOEIC Bridgeの校内受験も推奨されています。
校内見学をしているとき図書館を見たのですが、高校生たちが「イキイキした今後の社会でもずっと活躍し続けられるハイグレード生の人物像」をテーマに、四方のホワイトボード壁に書き込みをしていました。
ブレインストーミングの授業だったのでしょうか。
ポストイットやマーカーで真っ白い壁が文字で埋め尽くされるほど自由にあれこれ話をしながら書き込む姿は、興味深かったです。
生徒全員がタブレットを常に持っているのって、もう当たり前の風景なんですね笑
③海外大学への進学機会が充実
海外大学による進学説明会も実施されるとのことです。
今の改革の成果が表れるのは3年後からなのかなぁとは思いますが、特に目立つこともなかった高校を日本有数の海外大学輩出校にした日野田校長です。
将来性が楽しみです。
④私立ならではの生徒同士がリラックスできる空間づくり
設備はさすが、私立高校ですね!
2019年に人工芝グラウンドや体育館が新しくなっていてピカピカでした。
加えて、温水式で屋根開閉型のプールなど施設は羨ましい限りでした。
今後の説明会実施情報
今年度の募集要項はこちらから。
まだ、今後も説明会が実施されるようです。
英語や国際志向がある方は、一度足を運んでみてください。