第17回「第5期都立受験コース生に夏の心得を聞いてみた!その1」
2021年08月04日更新
今回はインタビュー記事です。
高校入学後、半年が経った昨年の都立受験コース生に改めて一年前の夏期講習のこと、受験のことを振り返ってもらいました。
後悔しない夏休み・高校受験のヒントがたくさん聞けましたよ!
今日はありがとう。
高校に入ってからもう半年だね。高校生活はどうですか?
とても楽しいです!
この夏休みも毎日部活で忙しいですが、1学期は期末考査で数学100点を取れたりと、勉強も部活も両立できて充実しているなと感じています。
数学100点!それはすごい。
今充実しているのも、去年の1年間頑張ったからだと思います。
改めて、昨年の夏期講習を振り返ってみて、どうでしたか?
夏休みのことはとてもよく覚えています。
コロナで4、5月学校がなくなって、夏休みも2週間ほどしかなくて。
だから最初は不安も大きかったです。
でも実際夏になって勉強する時間が一気に増えて、しかも毎日毎時間やることが変わっていって。
目の前のことでいっぱいだったけれど、今振り返ってみると勉強することがより楽しくなった、自分がなにをするべきかがわかるようになったと感じるようになったのが夏期講習でした。
いいこと言うね!
夏休み、まだ部活があって土日など塾に来れない日もあったけど、両立って大変じゃなかった?
そうですね。でも自分では大変だとは思わなかったです(笑)。
勉強で疲れたときは「これ終われば部活だ」と思ったら頑張れたし、逆に部活終わった後は、「塾に行ったら友達もいるから頑張ってすぐにいこう」と思えたし。
部活があってちょうどよかったね。
どうして、そんなに切り替えがうまくできていたのかな?
一日10時間って確かに長いですけど、細かい目標を自分で作っていたのが大きいと思います。
毎時間「ここまで終わらせよう!」って自分の中で目標を作っていたんです。で、ここまで終われたから「よし、次はこれをこの時間でやってやろう」って感じで。
各科目テスト(英数の小テストや週末考査)もあったから、1つ1つそれに合わせて勉強すると自然と点数も上がって、うれしくなってさらに頑張る動機になっていきました。
ちゃんとそれが達成できていたところがえらい。
友達の話がでたけど、いつから仲良くなっていったんだろう。いつの間にか学校が違う友達とも話していたよね。
クラス会の授業(
グループで話し合う時間もあったので、自然と輪が広がっていきました。
あとは が大きかったです。色んなグループで授業をしたり、レクリエーションのクイズで話しあったり。
すこしずつ塾にいる安心感が芽生えてきて、周りも明るい子が多かったので自然と素の自分を出せるようになりました。
確かに、最初は無口なタイプだったような(笑)
逆に、もし、一年前に戻って夏期講習を迎えるとしたら、どんなことを意識して勉強したいですか?
あ、それはすぐに浮かびます。
もっと朝早くから塾にきたらよかったです!
その通り!
朝いちばんからいた印象はまったくなかった(笑)
塾に来たら集中できるのはわかっていたのですが、最初の一歩が遅かった。
朝は8時くらいには起きていて、9時前に両親が仕事でいなくなるから、そこから1時間くらいダラダラしてしまってました。
そこから、約束してるしそろそろ行こうかなって感じで。
塾に来たらたくさんの先生が話しかけてくれるし、アドバイスももらえるし。それは結構楽しみだった。
だから一度来たら、最後(21:50)まで勉強するのは苦ではなかったです。
なるほどね。
もう一つ私が全体に対して思うことは、学校の課題をもっと早くやってよ、かな。
調べ学習とか絵を描くとか、急にはできない課題もあるからできるだけ早く終わらせてよっていつも思う。
あ、その通りです。
冒頭に、今の高校生活がとても充実していると話してくれたよね。
受験での経験が、今の高校生活につながっていることってある?
それはたくさんあります!
3年生の最初は数学がキライで苦手だったんですが、この1年一生懸命数学と向き合って、数学っておもしろいな、好きだなって気づいたんですよね。
高校が始まったときに、自分が得意で誇れるものがあるって思えたのは大きかった。
正直、昔の自分からしたら今数学が好きになっているなんて夢にも思っていなかったです(笑)
ありがとう!
勉強を通して好きって言える科目ができた、って言ってくれるほどうれしいものはないです。
あとは、英単語の覚え方とか勉強法とか、受験のときに色んなことを試して「これ!」っていうのが見つかったので、それは今の勉強のやり方にとても活きています。
そうだね、勉強法って最終的には自分だけのやり方に行きつくと思うし、それはどの科目でも使えたりする。それが受験を通して確立できると一生の財産になるよね。
最後に先輩として、第6期都立受験コース生にメッセージをお願いします!
勉強は自分との勝負ではあるけど、1年間を通してつらいときとか落ち込むときとか、どうしていいかわからない時もたくさんあります。
そういうときって、自分もそうだったけど、一人で悩んでいても解決できないことのほうが多い。
だから、信頼できる先生に悩みをすぐに打ち明けてほしいなと思います。
つらいときには話を聞いてもらうことも、受験ではとても大切なことだと実感しました。
うんうん
あとは切磋琢磨できる友達がいたほうがいいとも思う。
勉強は一人でするものだとは、絶対に思わないでほしい。
そうだね。テストの順位を貼ったり、グループ形式授業を取り入れているのもそういう理由からです。
ほかには、四六時中勉強のことを考えるんじゃなくて、頭のなかを空っぽにする時間は作ったほうがいいとも思いました。
休憩時間は必ず友達か先生に勉強以外のことで話しかけに行くとか。
確かに。
教室で一生懸命に勉強していたイメージは強かったけど、でもいっぱいいっぱいではなくて、うまく切り替えてくれている印象が強かったかな。
受験直前も休み時間は楽しそうに友達と話していたと思うし。
受験を勉強だけでなくトータルで見たときに、息抜きの時間も含めてうまくやってくれていたんだなと感じました。
受験を乗り越えた先輩のことばは、とても重みがありましたね。
次回もインタビュー記事を予定しています。お楽しみに!