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◇平成30年度都立高校入試◇今から考えるべき、都立の勉強方法『国語』編
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◇平成30年度都立高校入試◇今から考えるべき、都立の勉強方法『国語』編

さて、あっという間にもう9月中旬ですね。

東京都立高校志望の受験生のみなさん、夏休みはしっかりと納得するまで勉強をやり切りましたか?
2学期になると、「内申点」を取るための勉強も進めていかなければなりません。(内申点の重要性についてはこちらの記事に詳しいです。)

夏休みは、どちらかというと『中学校3年間で習ったことを総復習して覚え直す』ことが中心だったと思います。
しかし2学期からは、実際の入試レベルの問題にたくさん触れて、『入試形式に慣れる』ことが必要になります。

そこで質問なのですが、みなさん、都立高校入試問題ってどんな問題が出ているか知っていますか?各科目の配点は?傾向は?

2018年2月23日まであっという間です。
『数をこなす』夏休みから、『戦略的な』2学期へ。

過去の入試問題から見えてくる都立入試問題の傾向を載せておきますので、
ぜひ参考にしてもらって、より効率的な受験勉強に役立ててください。
前年度版に加筆したものになります

2018.09.20 追記

平成31年度版の記事を公開しました。
こちらからご覧ください。


平成30年度の都立高校入試の日程詳細は以下の通りです。
日程をよく確認しておくようにしましょう。

●推薦入試
【入学願書受付日】 平成30年1月23日(火曜日)
【 実 施 日 】 平成30年1月26日(金曜日)・27日(土曜日)
【 合格発表日 】 平成30年2月1日(木曜日)
【 入学手続き 】 平成30年2月1日(木曜日)・2日(金曜日)

●一般入試
【入学願書受付日】 平成30年2月6日(火曜日)・7日(水曜日)
【 願書取下げ 】 平成30年2月14日(水曜日)
【 願書再提出 】 平成30年2月15日(木曜日)
【 実 施 日 】 平成30年2月23日(金曜日)
【 合格発表日 】 平成30年3月1日(木曜日)
【 入学手続き 】 平成30年3月1日(木曜日)・2日(金曜日)


『数学編』はこちら
『英語編』はこちら
『理科編』はこちら
『社会編』はこちら

1. 平均点推移と全体の構成


平均点推移

  • 平成29年度 69.5点
  • 平成28年度 73.9点
  • 平成27年度 65.6点
  • 平成26年度 61.6点
  • 平成25年度 60.5点

東京都立高校入試国語です。

国語は毎年変わらず同じで、漢字の読み書き、小説文、説明文、古文を含んだ問題、200字作文と、バランスよく全ジャンルから問題が構成されています。

平均点は、毎年60点台で推移していましたが、マークシート方式が導入された平成28年度は73.9点と大幅に易化しました。平成29年度は難化すると書きましたが昨年は69.5点と4.4点下落しました。

問題構成、形式も一昨年と全く同じでした。よって、今年度も平均点は60点台後半のレベルになると思います。

国語の平均点と大問ごとの正答率

2. 大問1、大問2 20点


大問1と大問2は、毎年決まって漢字の読み書きが5問ずつ(計20点分)出題されます。
特に大問1の「読み」は大問正答率83.9%です。ほとんどの人が4問以上正答しています。大問2の「書き」についても大問正答率56.8%なので大問1、2を合わせると大半の生徒が「8問以上」正答している計算になります。

過去問題集やVもぎで2問以上答えられない問題が毎回ある生徒は、やばい!と思ってください。

漢字の勉強の仕方は、地道ですが漢検3級レベルのテキストを繰り返しやることですね。
特に「書き」は小学校で習う漢字が多く出る傾向がありますので、「書き」のみが苦手な生徒は6~4級を中心に勉強することをお勧めします。この傾向は、今までと変わらずです。

タダゼミさんのブログに過去の漢字の出題が載っていますが、過去と同じ漢字も出題されているようです。とても参考になるので見てもらえればと思います。

3. 大問3 25点


大問3の構成は、平成28年度に引き続き4択問題5問(25点)でした。

内容は「小説文」です。
説明文と異なり登場人物や情景の文章として明示されない部分を、読み取る力が求められます。

ただ、生徒との会話の中で「気持ちなんか、わからない!実際どう思っているかなんてわかるわけない!」と言っているのを耳にすることがありますが、問題として成り立っている以上「答えがあいまいになる」ことはありえないんですね。

普段から小説などを好んで読んでいる生徒からしたら簡単に思える問題でも、慣れていない子は難しくとらえてしまいます。大問3を得点源にするには普段から本を読むことが近道なのでしょうが、今からだと時間が足りません。

そこで、①過去問やVもぎに取り組む時・または解き直す時に、感情や心情を表していている部分に線を引いて、表現方法に慣れる工夫をしてみてください。
文章自体はすらすら読めてしまいますが、文章がその分長いので大切なポイントが見過ごされがちです。
過去問を解いているとだいたいわかってきますが「気持ちについて最も近いのは…」「表現について正しいものを…」と毎回同じような問題が出てきますので、問題にアタリを付けやすくなります。

見直す時には、「線部分は、どういった心情なんだろう?」と考えるようにしてください。喜怒哀楽の方向のみでも大丈夫。頭の中で繰り返しておくと、テスト時に判断しやすくなってきます。

そして、②4択を考えるときは、設問のなかのどこがポイント=違いなのかを比較できるように考えると、より選択肢を絞りやすくなります。

例えば、下図の平成27年度(問1)を見ると「気持ち」を答える問題なので、赤色にしているところが文章中にどういう表現になっているかを探せばわかりやすいですね。

平成27年度国語大問3(問1)

4. 大問4 30点


大問4は、昨年度含めて毎年変わらず、4択4問(20点)+200字作文の(10点)の問題構成です。内容は「論説・説明文」です。

大問3(小説文)は得意でも大問4(説明文)がなかなか取れない、と悩んでいる生徒も多いと思います。説明文ができるようになるトレーニングは2つ。

  • 文章を読む前に、問題文を先に読むくせをつける
  • 解説を読んだ後、ポイントとなる文章を探して線を引くトレーニングをする

に尽きると思います。
英語にも同じことが言えますが、あらかじめ問題文を読むと、文章中によく似た表現が出てくるとわかりますよね?そこに線を引くなり印をつけるなりしておくと、改めて見たときにわかりやすくなります。
また説明文は、小説と違って問題文中の言葉をつなぎ合わせると、必ず答えが出来上がります。大問4に苦労しているのであれば、どういうところに答えに結びつく文章がよくあるのか、論理的なトレーニングをいろいろしてみてください。

また200字作文は、必ず誰かに添削をしてもらってください。
200字作文は慣れれば必ず7点以上は取れる問題です。ただ自分だけで丸付けをすることは難しいですし、改善部分もわからずに、そのままになりがちです。プラスジムでは毎週200字作文の課題を秋以降は出して、採点⇒講評⇒返却⇒次の課題を繰り返して、「書き方のコツ」を覚えてもらっています。

200字作文が特に時間がかかるようであれば、まずは言いたいことを箇条書きにしましょう。それをつなぎ合わせて骨子を作ります。
その後、200字になるように文章を調整していくとうまくいきます。

200字作文構成に困っている人は、採点基準に合わせるように構成することを心がけると安定して点数が取れます。東京都教育委員会の入試情報ページに採点基準が載っているので、その基準に沿って文章を作るようにしましょう。

  • ①自分の意見、主張の根拠となる具体的な体験や見聞について、適切に書かれている
  • ②本文中の筆者の主張を的確に捉え、その主張を踏まえて、文章が適切に書かれている
  • ③テーマに即した自分の意見、主張が適切に書かれている

教育委員会のページには難しく書いてありますが、簡単にまとめると『①文章内容に合った自分の過去の具体的な体験・経験談から②筆者の主張に対して③自分の意見を導き出す』ことが必要になります。2段落構成で、1段落目には自分の経験(具体的=詳しく)を書いて、そこから2段落目に筆者の主張を踏まえた自分の考えを書きましょう。

5. 大問5 25点


大問5については昨年は、4択5問(25点)でした。古典に関する複数の文章を読み、現代語訳と照らし合わせながら特徴をつかむ問題構成です。ただ古典の形を取っているものの現代語訳もついていますし、古典文法も現代仮名遣いくらいしか聞かれないことが多いです。

よって、都立入試問題としては、大問4と同じように勉強してください。

あえて言うのであれば、昔の難しい表現や固有名詞が出てくるので、他の大問より解くのに時間がかかることが多いです。なるべく大問1~4をスピードよく解きましょう!

(2017.12.25)200字作文の書き方をまとめた記事を公開しました。
【超保存版】絶対に10点を取るための都立高校入試「国語200字作文」の書き方講座

まとめ


秋以降は50分の時間の使い方も意識しながら勉強してほしいです。
律儀に大問1から順番に解く必要はないですよね?
時間が無くなれば無くなるほど、あせってしまい取れるはずの問題が取れなくなります。
自分の自信がある大問順に、てきぱきと解いていくことをオススメします。

大問正答率を単純に見ると、国語は大問順に解くといいと思います。
200字作文を最後に回す生徒が多いような気がしますが、先ほどの通り、200字作文は得点源にしてほしいです。
よって、後回しにせずに一度書いてみて、うまく言葉が思いつかないようであればまたあとで戻ってきましょう。

ちなみに200字作文は、学校ごとに加点要素・減点要素を決めることになっているので決まった得点基準がありません。

最後に一つ、みなさん都立入試過去問は東京都教育委員会のHPから見られることは知っていましたか?
200字作文の項目でも書いたように、採点のポイント、模範解答例なども載っていますので、ぜひ参考にするといいですよ。

平成30年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答
平成29年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答
平成28年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答
平成27年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答
平成26年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答
平成25年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答

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